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クルマにも"誕生日"がある。
発売されたその日は、まさにその車がこの世に生まれた瞬間。メーカーはその"家柄"、車名はその"名前"。もしクルマたちが人間だったら、どんな性格をしているのだろう?
このシリーズでは、「発売日=誕生日」「メーカー=名字」「車名=名前」として、星座や由来からそのクルマの"人格"を占います。
統計でも科学でもなく、あくまでエンターテインメントです。でも読んでいるうちに「このクルマ、やっぱりそういう性格だよな」と感じてもらえたなら——それがこのシリーズの正解です。
今回は、1991年9月10日に発表された5代目ホンダ・シビック、通称EG型の登場です。Hondaの公式プレスインフォメーションは1991年9月10日付で公開されているため、本記事ではこの日をEG型シビックの誕生日として扱います。誕生日を9月10日とすれば、星座はおとめ座です。
EG型にはさまざまなエンジンとグレードが用意されましたが、走りの象徴として知られるのが、車両型式EG6の3ドアSiR/SiR・IIです。EG6 SiR/SiR・IIに搭載されたB16A型1.6L DOHC VTECエンジンは最高出力170PS/7,800rpm、最大トルク16.0kgm/7,300rpmを発生。前後ダブルウイッシュボーン式サスペンションとSiRで1,040kgという車体を組み合わせ、日常で使えるハッチバックに鮮烈な高回転性能を与えました。細部を丁寧に磨き、派手な姿より確かな実力で評価されるそのキャラクターは、おとめ座の職人気質と重なります。
ホンダ・シビックEG型の基本情報
| 発表 | 1991年9月10日 |
|---|---|
| 世代 | 5代目シビック |
| 代表的な車両型式 | EG3、EG4、EG6など |
| 本記事で主に扱うグレード | 3ドア SiR/SiR・II |
| SiR/SiR・IIの型式 | E-EG6 |
| エンジン | B16A型 1,595cc DOHC VTEC |
| 最高出力 | 170PS/7,800rpm |
| 最大トルク | 16.0kgm/7,300rpm |
| 車両重量 | SiR 1,040kg |
| 駆動方式 | FF |
| サスペンション | 前後ダブルウイッシュボーン式 |
| 星座 | おとめ座 |
※EG型には複数のエンジン・グレードが存在します。本記事では、走りの象徴として知られるEG6 SiR/SiR・IIを中心に紹介しています。
自己紹介
はじめまして。私の名前はホンダ・シビック(EG型)。1991年9月10日に発表された、5代目シビックです。この記事では、EG型のなかでも走りの象徴として知られるEG6 SiR/SiR・IIの個性を中心に、おとめ座として人格化してお届けします。
バブル経済が崩壊する激動の1991年に、私は生まれました。当時のHondaはF1で黄金期を迎え、世界のモータースポーツで大きな存在感を示していました。モータースポーツで培われた挑戦的な企業文化と、市販車開発で磨かれた高回転型エンジン技術——その両方の熱量を背景に、「コンパクトカーで本格的な走りの喜びを届ける」という使命を持って、私は誕生しました。
EG6 SiR/SiR・IIに搭載されたB16A型1,595cc DOHC VTECエンジンは、最高出力170PS/7,800rpm、最大トルク16.0kgm/7,300rpmを発生します。車両重量はSiRで1,040kg。前後ダブルウイッシュボーン式サスペンションと組み合わせることで、日常で使える3ドアハッチバックに鮮烈な高回転性能を与えています。
この記事の人格診断に置き換えるなら、絶対的な速さだけでなく、日常のなかで走る楽しさを届ける誠実な努力家。サーキットから峠まで自由自在に駆け回る万能選手として、多くのドライバーに走ることの喜びを届けてきました。
家系診断:ホンダ家の血筋
ホンダ家を一言で表すなら、「夢に向かって走り続ける、情熱の技術者一族」。創業者・本田宗一郎が掲げた「やってみなければわからない」を家訓に、VTECエンジン開発をはじめ独自の技術を磨き続けてきた名門です。
そのHondaファミリーにおいて、シビックは「一族の顔」ともいえる看板モデル。EG型は5代目として、日常性と走行性能を高次元で両立するという挑戦を続けました。当時のHondaはF1で黄金期を迎え、市販車でもVTECをはじめとした独自のエンジン技術を磨いていました。NSXは専用設計のミッドシップスポーツカーとして最高峰の運動性能を追求した一方、シビックは日常性を持つ量産コンパクトカーとして走る楽しさを広げる——成り立ちは異なりますが、どちらも1990年代初頭のHondaの技術的な勢いを象徴する存在です。
- エンジン:EG6 SiR/SiR・IIはB16A型1.6L DOHC VTEC。最高出力170PS/7,800rpm、最大トルク16.0kgm/7,300rpm。可変バルブタイミング・リフト機構VTECにより、低回転域の扱いやすさと高回転域の鋭い伸びを両立。回転数を高めるにつれて表れる力強い加速とB16Aならではのサウンドは、EG6の大きな魅力として今も語り継がれる。
- ボディ:3ドアハッチバック。EG6 SiRの車両重量は1,040kg。SiR・IIや装備条件によって重量が異なる仕様もあるが、1.6Lの高性能ハッチバックとして軽量な部類に入る。荷室や後席を備えた実用性も兼ね備えている。
- サスペンション:前後ダブルウイッシュボーン式。素直で応答性の高いハンドリングを特徴とし、EG型の軽快な操縦性を支える重要な要素となった。
- 駆動方式:FF
- 役割:日常性と高回転型エンジンを両立し、1990年代のFFスポーツ文化の裾野を広げた。専用スポーツカーではなく、実用的なシビックをベースに高性能を楽しめるモデルとして、多くの若いドライバーを魅了した。
人間に例えるなら——バスケ部のスタメン最年少選手。目立つスタープレーヤーではないが、コートの上での判断力と実行力はチームに欠かせない存在。「あいつがいると試合が締まる」と先輩から信頼される、誰もが認める縁の下の力持ちです。
名前の由来:シビックという名の意味
「CIVIC(シビック)」は英語で「市民の」「都市の」という意味を持つ言葉。その名のとおり、歴代シビックは多くの人の日常に寄り添う実用車として発展してきました。
EG型が5代目として引き継いだのは、その「市民のための車」という使命です。しかし「市民が走ることを愛し、もっと楽しみたいという欲求を持つなら、その欲求にも誠実に応える」——それがHondaの流儀でした。SiRグレードに込められた高性能仕様は、実用的なハッチバックをベースに、本格的な高回転エンジンの楽しさを届けるという試みでした。
型式「EG」は5代目シビックを構成する複数の型式をまとめた通称です。なかでも、B16A型DOHC VTECエンジンを搭載したSiR/SiR・IIの車両型式「EG6」は、スポーツ志向のファンに広く知られる呼び名となりました。EG型とEG6は完全な同義語ではなく、EG6はEG型の中でもスポーツグレードに与えられた型式。その親しみやすさこそが、CIVIC=シビックという名前の本質でもあります。
星座性格診断:おとめ座のEG型シビック
おとめ座(8月23日〜9月22日)は、分析力と完璧主義を持つ知性の星座。細部へのこだわりと勤勉さを持ち、感情より理性を優先する誠実な人物像が持ち味です。派手さより実力で評価される、真の実力者の星座でもあります。
1991年9月10日発表のホンダ・シビック(EG型)は、まさにおとめ座の申し子。そのキャラクターを5つの側面から読み解いてみましょう。
① 前後ダブルウイッシュボーンが生む素直な応答性。おとめ座は細部の完成度にこだわります。EG型に採用された前後ダブルウイッシュボーン式サスペンションは、素直で応答性の高いハンドリングを実現し、EG型の軽快な操縦性を支える重要な要素でした。ドライバーの操作に正直に反応する精密さは、おとめ座の「細部を丁寧に整える」性格と重なります。
② 1,040kgという車体のバランス感覚。おとめ座は余分なものを嫌い、本質だけを磨こうとします。EG6 SiRの車両重量は1,040kg。SiR・IIや装着装備によって重量は異なりますが、1.6Lの高性能ハッチバックとして軽量な部類に入ります。実用的な荷室や後席を残しながら走行性能との両立を目指したバランス感覚は、おとめ座らしい「必要なものだけを丁寧に磨き上げる」姿勢の体現です。
③ 高回転域で本領を発揮するVTEC——内に秘めた本気。おとめ座は普段は控えめですが、いざとなると凄まじい実力を発揮します。EG6 SiR/SiR・IIのB16A型VTECエンジンは最高出力170PS/7,800rpm。回転数を高めるにつれて、低回転域とは異なる鋭い吸気音と伸びやかな加速を見せます。「こんな顔してたの?」と思わせるその二面性が、EG6を単なる実用車でなく「走り屋の相棒」にしたのです。
④ 日常性と走行性能を両立する器用さ。おとめ座は高い志を持ちながらも、地道に実力を積み重ねます。EG6 SiR/SiR・IIは専用スポーツカーではなく、荷室や後席を備えた3ドアハッチバックです。日常で使えるコンパクトカーとしての実用性と、本格的な高回転型エンジンの楽しさを同時に成立させたその姿勢は、おとめ座らしい誠実さの体現です。
⑤ FFスポーツ文化の裾野を広げた親しみやすさ。おとめ座は自分よりも周囲への奉仕を大切にします。EG型は専用スポーツカーのような超高性能を目指すのではなく、実用的なシビックをベースに高性能を楽しめるモデルとして、多くの若いドライバーを魅了しました。1990年代のFFスポーツ文化の裾野を広げたその存在感は、おとめ座の誠実さを体現しています。
もし人間だったら——授業の予習と復習を欠かさない、クラスで2番目に成績がいい誠実な努力家。目立たないが、じつはチームの核として機能している。「あいつがいなければチームが成り立たない」と気づいたときには、もうその人の大ファンになっている——そんな存在のような気がします。
相性診断
良い相性:ホンダ・NSX(NA1)(おとめ座)― 理想を現実に変えた完璧主義者
同じおとめ座・同じHondaファミリー。NSXが専用設計のミッドシップスポーツカーとして最高峰の運動性能を目指したなら、EG型は日常で使えるハッチバックに本格的な高回転エンジンの楽しさを宿す役割を担いました。成り立ちも価格帯も異なりますが、1990年代初頭のHondaらしい技術への情熱を、それぞれ異なる形で表現した2台。完璧主義同士の共鳴は深く、語り合うほどに「自分たちは同じ時代の空気を吸っている」という共感が強まる関係です。
刺激的な相性:トヨタ・カローラレビン/スプリンタートレノ(AE86)(おうし座)― 走りの基本を守り続ける不屈の職人
FF対FRという、走りの哲学を巡る永遠のライバル関係。この擬人化の世界では、AE86が「走りの美学はFRにこそある」と信念を持って語るなら、EG型は「FFだって本格的な走りができる」と誠実に応えます。スタイルは正反対でも、「走ることが好き」という魂は完全に同じ。お互いの「なぜ?」が尽きない、最高に刺激的な関係です。
苦手な相性:トヨタ・スープラ(JZA80)(ふたご座)― 二つの顔と無限の可能性を持つ変幻自在のカリスマ
2JZ-GTEの圧倒的なパワーと堂々たる存在感を持つスープラ。軽量FFハッチバックと大排気量FRスポーツという、個性の方向性はまったく異なります。「走りへの真剣さは同じなのに、スタイルがこんなに違うの?」と戸惑いながらも、スープラの豪快さを横目に見ることで、EG型はより一層「自分らしい走り」を磨いていける——そんな不思議な関係があります。
まとめ
「走る楽しさを広げた、誠実な実力派——それがホンダ・シビック(EG型)という、おとめ座の申し子。」
1991年9月10日に発表された5代目シビック、通称EG型。なかでもEG6 SiR/SiR・IIは、B16A型1,595cc DOHC VTECエンジンによる最高出力170PS/7,800rpm、最大トルク16.0kgm/7,300rpmという鮮烈な高回転性能を、SiRで1,040kgという車体と前後ダブルウイッシュボーン式サスペンションで受け止めました。
日常で使えるハッチバックの姿と、高回転まで伸びるエンジンを両立していたことがEG6の大きな魅力です。1990年代のFFスポーツ文化の裾野を広げ、多くの若いドライバーに「走ることの喜び」を届けてきた誠実な実力者——おとめ座という星座が指し示す、まさにそのキャラクターを体現した一台でした。
もし人間だったら、自分の実力を静かに磨き続ける誠実な努力家。派手なパフォーマンスより「ちゃんとした仕事」を大切にし、気づいたとき周囲から最も信頼されている——そんな、真の実力者です。
EG型シビックとともに走るすべての方へ。「走ることの喜びは、誰のものでもある。」——1991年9月10日にこの世に生まれたおとめ座の万能選手は、今日もどこかでその約束を果たし続けています。
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