愛車星座診断

日産・GT-R(R35)(いて座)― 国境も常識も越えていく未来の射手

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日産・GT-R(R35)

クルマにも"誕生日"がある。

発売されたその日は、まさにその車がこの世に生まれた瞬間。メーカーはその"家柄"、車名はその"名前"。もしクルマたちが人間だったら、どんな性格をしているのだろう?

このシリーズでは、「発売日=誕生日」「メーカー=名字」「車名=名前」として、星座や由来からそのクルマの"人格"を占います。

統計でも科学でもなく、あくまでエンターテインメントです。でも読んでいるうちに「このクルマ、やっぱりそういう性格だよな」と感じてもらえたなら——それがこのシリーズの正解です。

今回は2007年12月6日生まれ、いて座の「日産・GT-R(R35)」の登場です。570馬力を超えるVR38DETT型V6ツインターボエンジン、デュアルクラッチと電子制御AWDが生む圧倒的な加速性能、欧州スーパーカーの半額以下という「コスパの怪物」ぶり——その全てが、いて座らしい国境を越える自由な精神から生まれた傑作です。

自己紹介

はじめまして。私の名前はGT-R、型式はR35です。2007年12月6日生まれ、いて座です。私はスカイラインという偉大な名家から独立し、「GT-R」という名前だけを受け継いで世界に挑みました。VR38DETT型3.8リッターV6ツインターボエンジンは最終的に570馬力を超え、デュアルクラッチ(2つのクラッチを交互に使用する変速システム)とATTESA E-TS Pro(電子制御AWD)、そして前後重量配分を最適化するフロントトランスミッション(ミッションを前軸に置いてバランスを取る設計)を組み合わせています。発売当初から世界のスーパーカーに匹敵する加速性能を持ちながら、価格は欧州スーパーカーの半額以下という「コスパの怪物」として世界に衝撃を与えました。

家系診断:日産家の血筋

日産(NISSAN)という「家系」は、「技術の日産」というスローガンのもとエンジニアリングへの誇りを持ち続けてきた家系です。R35GT-Rはその日産家の中で、「スカイライン系譜から完全独立を果たした新しい血統」という特別な位置を占めています。

R35以前のGT-Rはスカイラインの派生モデルとして存在していましたが、R35は「GT-R」という名前だけを受け継ぎ、スカイラインとは独立したプラットフォーム(車台)で設計されました。これはまるで、偉大な家名だけを携えて独立開業した「分家の次男」のような出自です。設計は専用設計のツインクラッチトランスミッションをリアに置くトランスアクスル方式を採用し、前後重量配分を理想値に近づけることに徹底的にこだわっています。

人間に例えるなら、「家業は継がなかったが、家名を世界に轟かせた革命家」でしょうか。伝統を敬いながら、革新を恐れないスケールの大きさがR35の魅力と感じます。

名前の由来:GT-Rという名の意味

「GT-R」はGrand Touring Racingの略とされています。長距離グランツーリスモとサーキット走行を両立するという思想はR32から変わらないのですが、R35においてその「グランツーリスモ」の範囲は国境を越えた世界規模に拡大しました。「R35」という型式の「35」は先代R34の後継という連番であり、日産のGT-R系譜を繋ぐ番号です。しかしその内実は連番という言葉の静けさとは裏腹に、全くの別物として生まれ変わっています。名前は継いで、中身は革新する。そのアンビバレントな在り方がR35のキャラクターを象徴しているといえます。

星座性格診断:いて座のGT-R(R35)

いて座(11月22日〜12月21日)は黄道十二宮の第9番目。火の三区分(火・地・風・水のうちの「火」)に属し、冒険心・楽観主義・哲学的思考・スケールの大きさ・自由への渇望を代表的な気質として持つとされています。大きな目標を掲げ、国境や常識を越えて前進し続ける、スケールの大きな星座です。

① 冒険心と国境を越えるスケール
いて座の最大の特徴は「大きな世界へ飛び出す冒険心」です。R35GT-Rは日本の国産スポーツカーでありながら、ポルシェやフェラーリが牙城を築いていた欧州スーパーカー市場に真正面から挑みました。「国内最強」に満足せず「世界最速」を目指したスケールの大きさは、まさにいて座的です。

② 楽観主義と自信
いて座は「やれば必ずできる」という楽観的な自信を持ちます。R35は発売前から「ポルシェ・911ターボを超える」と公言し、実際に発売直後のテストで証明しました。根拠のある自信と、それを裏付ける実行力。言ったことを必ずやり遂げるいて座の気概を感じます。

③ 哲学的思考と革新性
いて座は「なぜそうするのか」を深く考える哲学的な側面を持ちます。R35のフロントトランスミッション(エンジンは前、ミッションは後という分散配置)は、より理想的な前後重量配分を実現するための「なぜ従来のレイアウトにこだわるのか」という根本的な問いかけから生まれた哲学的な回答です。

④ 自由への渇望と独立心
いて座は枠に収まることを嫌います。R35がスカイラインの名前を捨てて「GT-R」単独で独立したことは、「先代の枠に収まらない」という強烈な自己主張です。既存のカテゴリーを超え、「スーパーカー」「スポーツカー」「GTカー」の区分けを全て飛び越えた存在として君臨しています。

⑤ 進化への飽くなき欲求
いて座は現状に満足しない向上心を持ちます。R35は2007年の発売以来、毎年のようにエンジン出力・サスペンション・電子制御を改良し続け、発売当初から最終型まで同じ「R35」の名前を持ちながら、中身は大きく進化しました。いて座的な「もっと遠くへ、もっと高く」という欲求を体現した年次進化です。

もし人間だったら、R35は「スタートアップを立ち上げて既存業界の常識を壊し、世界市場を取りにいった起業家」のような人物でしょう。家名のプレッシャーを跳ね除け、自分だけの哲学で世界の頂点を目指す。楽観と革新とスケールの大きさを兼ね備えた、いて座らしい人物像と感じます。

相性診断

良い相性:日産・スカイラインGT-R(R34)
GT-Rという名前を受け継いだ先輩として、R34はR35にとって最も深いリスペクトを捧げる存在です。R34が「スカイライン最後の伝説」として神格化されているのに対し、R35は「GT-R最初の独立宣言」として対をなします。過去と未来が語り合う、豊かで深い関係のような気がします。

刺激的な相性:マクラーレン・750S
同じ「速さの頂点」を目指しながら、マクラーレンの「軽量カーボンボディ×ミッドシップ」という哲学とR35の「AWD×重厚な電子制御」という哲学は対極にあります。どちらが本当に速いかの議論は永遠に終わらないでしょうが、その議論自体がお互いを高め合う燃料になっているような気がします。

苦手な相性:日産・スカイラインGT-R(KPGC10)
同じGT-Rという名を持つ遠い祖先ですが、1960年代生まれのハコスカ的な「生のレーシングスポーツ」精神と、最新デジタル電子制御に囲まれたR35の世界は、住んでいる次元が違いすぎるかもしれません。一緒にガレージに並ぶと、会話が全く噛み合わなそうです。愛情はあるのですが。

まとめ

「スカイラインでも、スーパーカーでもない。私はただ、GT-Rだ。」

もし人間だったら、R35は「家名も伝統も背負いながら、それを超えた新しい世界を切り開いた、スケールの大きな革命家」でしょう。2007年から現在に至るまで現役を続けながら進化し続けるその姿は、いて座的な「旅はまだ終わっていない」という生き方そのものと感じます。

「世界の基準を変えることが、私の旅の目的だ。まだゴールは見えていない。」


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