
レクサスRCおよびRC Fは、2025年11月をもって生産を終了しました。生産終了に先立ち、レクサスは2025年1月16日に最終仕様となる「Final Edition」を発売しています。
RC Final EditionにはRC300、RC300h、RC350の3種類が用意され、RC F Final Editionは200台限定で販売されました。現在はメーカーへの新車注文を前提に選ぶモデルではなく、レクサス認定中古車や一般の中古車、販売店に残る未登録車・展示車などから探すことになります。
この記事では、RCとRC FのFinal Editionの価格、専用装備、従来モデルとの違い、現在の入手方法を公式情報に基づいて整理します。純ガソリンエンジンやハイブリッドクーペの選択肢が減りゆく中、RC/RC Fを検討している方の参考になれば幸いです。
※本記事は2026年6月時点の情報に更新しています。
この記事のポイント
- レクサスRC/RC Fは2025年11月に生産終了
- RC Final EditionはRC300、RC300h、RC350の3種類
- RC F Final Editionは200台限定、価格は1,360万円
- RC Fには高精度チューニングエンジンとリヤディファレンシャルを採用
- 現在は販売店在庫、認定中古車、一般中古車から探すのが基本
レクサスRC/RC Fは2025年11月に生産終了

レクサスRCは、「アヴァンギャルド・クーペ」をコンセプトに2014年10月に発売されたFRクーペです。スポーティな走行性能とエレガントなデザインを両立したモデルとして約11年間販売されてきましたが、近年の電動化シフトやSUV市場の拡大を背景に生産終了を迎えました。
レクサスは2025年1月16日に、RCおよびRC Fを2025年11月で生産終了すると発表し、同日最終仕様の「Final Edition」を全国のレクサス店を通じて発売しました。現在はレクサス公式サイトの新車ラインアップから外れており、新規生産は終了しています。
Final Editionは2025年1月16日に発売
RC350/RC300h
Performance package設定
デザイン刷新
発売
「Final Edition」は、RCシリーズの最終仕様として専用の内外装を設定したモデルです。2025年1月以降のRCは、従来の標準仕様・version L・F SPORTというグレード構成から、RC300・RC300h・RC350の各パワートレーンにFinal Editionを設定する構成へ集約されました。Final Editionを単純に従来の標準グレードをベースにした特別仕様車とみなすより、RCの最終仕様として装備を再構成したモデルと捉えるほうが正確です。
RC Fのみ200台限定
RC F Final Editionは、国内200台限定で販売されました。RC300・RC300h・RC350のFinal Editionについては公式発表上、台数限定の記載はありません。「200台限定」はRC Final Edition全体ではなく、RC Fモデルのみに適用されます。
RC Final Editionのラインアップと価格
RC300・RC300h・RC350の違い
RC Final Editionは3つのパワートレーンで展開されました。価格はいずれも2025年1月16日の発表時点におけるメーカー希望小売価格(消費税込み)です。
| モデル | パワートレーン | 駆動方式 | 価格 |
| RC300 Final Edition | 2.0L直列4気筒ターボ/8速AT | FR | 666万円 |
| RC300h Final Edition | 2.5Lハイブリッド/電気式無段変速機 | FR | 711万円 |
| RC350 Final Edition | 3.5L V型6気筒/8速AT | FR | 767万円 |
| RC F Final Edition | 5.0L V型8気筒/8速AT | FR | 1,360万円(200台限定) |
※北海道地区は価格が異なり、リサイクル料金は含まれません。
RC Final Editionの専用装備
ENKEI製19インチホイールとレッドキャリパー
RC Final Editionの外観上の主要変更点は足元とブレーキまわりです。


- ENKEI製19インチアルミホイール(スパッタリング塗装):光沢のある仕上げが足元に存在感を加えます。
- 前後レッドブレーキキャリパー:足元のアクセントとして機能します。
- ドアミラー(ブラック塗装+スモーク塗装加飾):引き締まった外観を演出します。
- ボディカラー:新規設定色「ソニックイリジウム」を含む全9色から選択可能でした。
ウルトラスエードとカーボンを使った専用内装
内装はFinal Edition専用のカラーコーディネート「ブラック&フレアレッド」が採用されています。シートにはウルトラスエード・スポーツシートを使用し、ステアリング・シフトノブ・ドアトリム・クォータートリム・センターコンソール上部にもウルトラスエードを採用しています。

| 比較項目 | RC Final Editionの内容 |
| 内装色 | ブラック&フレアレッド(専用) |
| シート | ウルトラスエード・スポーツシート |
| ウルトラスエード使用箇所 | ステアリング、シフトノブ、ドアトリム、クォータートリム、センターコンソール上部 |
| 内装加飾 | カーボンオーナメントパネル |
| メーターフード | スエード調ファブリック |
| メーター | 8インチTFT液晶式メーター(専用オープニング付き) |
| 専用アイテム | カーボン製Final Editionネームプレート |
| カーテシイルミ | F SPORTロゴ入りプロジェクション式 |
| シートヒーター/ベンチレーション | 前席シートヒーター・ベンチレーション |
| ポジションメモリー | 運転席ポジションメモリー |
RC F Final Editionの価格と専用装備

RC F Final Edition:200台限定、価格1,360万円
RC F Final Editionは、単なる内外装の特別仕様にとどまらず、高精度チューニングエンジンと高精度チューニングリヤディファレンシャルギヤを採用している点が大きな特徴です。ボディカラーは全7色が設定されていました。
高精度チューニングエンジン
RC F Final Editionには「高精度チューニングエンジン」が採用されています。内部のムービングパーツの質量合わせやクリアランス調整を行い、回転バランスの最適化とフリクション低減を実施しています。最高出力などの主要数値は据え置きながら、回転フィールや伸び感、エンジンサウンドの質を高めています。専用のエンジンカバーバッジも装着されています。
高精度チューニングリヤディファレンシャル
リヤディファレンシャルにも「高精度チューニング」が施されています。熟練技術者がバックラッシュを手作業で調整することで、加減速時の応答性とドライビングフィールの向上を図っています。
BBS製ホイールとカーボン外装

| 外装装備 | 内容 |
| ホイール | BBS製19インチ軽量鍛造アルミホイール(メタルスターグロスブラック塗装) |
| ブレーキ | 前後レッドブレーキキャリパー |
| ドアミラー | ブラック塗装+スモーク塗装加飾 |
| カーボン外装 | カーボンフロントスポイラー、カーボン大型ロッカーフィン、カーボンルーフ、カーボンリヤディフューザー |
| リヤウィング | カーボンアクティブリヤウィング(格納式) |
内装にはウルトラスエード/一部セミアニリン本革を使用したハイバックスポーツシートが採用されています。RCシリーズ最後の自然吸気V8搭載モデルとして注目されやすい傾向はありますが、将来の値上がりや高いリセールを保証するものではありません。
Final Editionと従来モデルの違い
従来のF SPORT・version Lとの比較で注意する点
2025年1月以降のRCは、従来の標準仕様・version L・F SPORTというグレード構成から、RC300・RC300h・RC350の各パワートレーンにFinal Editionを設定する構成へ集約されました。
従来モデルとの価格差や装備差を比較する場合は、比較する年式・グレード・価格改定時期・装備条件をそろえる必要があります。条件をそろえた出典が明示できない場合、単純な価格差の数値には根拠が持てないため、ここでは行いません。
Final Editionは、ENKEI製19インチホイール・レッドブレーキキャリパー・ウルトラスエードとカーボンを使用した専用内外装をまとめて装備したRCの最終仕様です。専用ホイール・ブレーキ・シート・内装加飾がセットになった最終仕様に価値を感じる人向けのモデルといえます。
なお、Final Edition自体にもF SPORTを想起させるスポーティな装備が含まれているため、「Final Editionは快適仕様、F SPORTは走り仕様」と単純に区分することは適切ではありません。
生産終了後にRCを購入する方法
RCはすでに生産を終了しているため、メーカーへの新規注文を前提に購入することはできません。ただし、販売店に未登録車・展示車・キャンセル車などが残っている可能性はあります。在庫状況は店舗ごとに異なるため、レクサス販売店へ直接確認してください。
販売店の未登録車・展示車を確認する
各レクサス販売店には、未登録の新古車・展示車・キャンセル車として在庫が残っている場合があります。特にRC F Final Editionは200台限定のため、在庫が残っているかどうかは各店舗へ直接問い合わせることが最初のステップです。
レクサス認定中古車CPOを探す
レクサス認定中古車(CPO)は、所定の点検・整備や保証、オーナーサポートが用意される点が特徴です。保証内容や利用可能なサービスは購入時点の条件を販売店で確認してください。
一般中古車から選ぶ
大手中古車サイトでは、CPOよりも多様な個体が見つかる場合があります。ただし、車両状態や整備履歴の確認は購入者側で行う必要があります。中古車価格は走行距離・年式・状態・ボディカラー・修復歴・需給によって変動します。在庫数や価格を参照する際は、確認日・掲載台数・支払総額の条件を記録することをお勧めします。
オーナーレビューに見るレクサスRCの実感
Final Editionの位置づけを、これまでのオーナーの評価でも確認しておきましょう。carview!(カービュー)のレクサスRCユーザーレビューには約90件の評価が寄せられ、総合評価は5点満点中4点台。デザイン項目の評価が特に高く、「見た目の魅力だけで所有する価値がある」という声、上質な静粛性への満足が中心です(参考:carview! レクサスRC ユーザーレビュー)。
一方で、後席は「実質2人乗り」という指摘や、燃費の悪さ、ドアが長く駐車場での乗り降りがしにくいという声も見られます。11年の歴史を締めくくるFinal Editionにも、こうしたクーペならではの割り切りは受け継がれています。
中古のRC/RC Fを選ぶときの注意点
スポーツクーペという性格上、購入前には以下の点を確認してください。サーキット走行歴は販売店や前オーナーの申告だけでは把握できないこともあります。
- 修復歴の有無
- 定期点検記録簿・整備履歴
- タイヤの銘柄と摩耗状態
- ホイールやブレーキの状態
- 下回りやフロントスポイラーの傷
- カーボンパーツの割れや補修歴(RC Fは特に要確認)
- 内装のウルトラスエードの擦れや劣化
- 警告灯や電装品の作動確認
- 改造の有無・純正部品の保管状況
- RC Fではブレーキ・タイヤ・油脂類など高額消耗品の交換時期
- 車台番号や装備からFinal Editionであることを確認する
前期型(2014年10月発売から2018年10月のマイナーチェンジ前)と後期型(2018年10月のマイナーチェンジ以降)では、ヘッドランプ・フロントバンパー・スピンドルグリル・リヤコンビネーションランプなどのデザインが異なります。どちらを選ぶかはデザインの好みと予算に合わせて検討してください。
RC Final Editionが向いている人
Final Editionが向く人
- RCの最終仕様を所有したい人
- ブラック&フレアレッドの専用内装が好みの人
- ウルトラスエードやカーボン加飾に魅力を感じる人
- 純正状態を重視する人
- RC Fでは自然吸気V8と専用チューニングに価値を感じる人
従来モデルが向く人
- 購入予算を抑えたい人
- version LやF SPORTなど、好みの従来グレードを選びたい人
- ボディカラーや内装色の選択肢を広げたい人
- カスタムを前提にベース車を探したい人
RC F Final Editionは200台限定であるため流通台数は限られますが、将来の値上がりや高いリセールを保証するものではありません。中古車価格は走行距離・状態・ボディカラー・修復歴・需給によって変動します。
まとめ:RC Final EditionはレクサスRCの11年を締めくくる最終仕様

レクサスRCとRC Fは、2025年11月をもって生産を終了しました。最終仕様のFinal Editionは、RC300・RC300h・RC350に加え、200台限定のRC Fに設定されています。
RC Final Editionは、ENKEI製19インチホイール、レッドブレーキキャリパー、ウルトラスエードとカーボンを使用した専用内装が特徴です。RC F Final Editionでは、BBS製鍛造ホイールやカーボン外装に加え、高精度チューニングエンジンとリヤディファレンシャルが採用されています。
現在はメーカーへの新規注文ではなく、販売店に残る車両やレクサス認定中古車(CPO)、一般中古車から探すのが基本です。限定車であることだけで判断せず、車両状態・整備履歴・消耗品・価格を確認し、自分が求める装備やパワートレーンに合った1台を選びましょう。
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