
「街ですれ違うレクサスLX、一体どんな仕事をしている人が乗っているのだろう?」
圧倒的な存在感を放つその巨体を目にするたび、そんな疑問や憧れを抱く方は少なくありません。価格は1,250万円から1,800万円。一般的なサラリーマンには高嶺の花に思えますが、実は年収だけが購入の条件ではありません。無理をしてでも手に入れたいと願う人が後を絶たないのは、LXには単なる移動手段を超えた「資産としての価値」があるからです。
この記事では、レクサスLXオーナーのリアルな年収事情や職業、そして購入前に必ず知っておくべき「盗難リスク」や「維持の難しさ」といった現実を徹底解説します。あなたがLXのオーナーにふさわしいかどうか、その判断基準を明確にできるはずです。憧れのLXライフへの第一歩を、ここから踏み出しましょう。
この記事のポイント
- レクサスLX購入に必要な年収目安と、一括・ローン派それぞれの実態
- 経営者だけではない、LXを選ぶ意外なオーナー層と共通する価値観
- 購入後に後悔しないための「盗難対策」と「駐車場問題」の解決策
- ランドクルーザー300やGクラスと比較したLX独自のメリット
レクサスLXを買う人はどんな人?年収と職業のリアル

「レクサスLXを買うには年収2,000万円以上必要」という説は半分正解で、半分間違いです。購入方法や資産背景によって、オーナーの実像は大きく異なります。ここでは、実際のオーナー層のデータを基に、そのリアルな懐事情を紐解いていきます。
現金一括派 vs ローン派の年収目安
LXオーナーには明確に2つの層が存在します。
- 余裕の現金一括派(世帯年収2,500万円〜)医師、企業オーナー、地主など、資産が潤沢な層です。彼らにとってLXは、税金対策や資産ポートフォリオの一部。「買えるから買う」というシンプルな動機に加え、法人名義で購入し経費計上するケースも多々見られます。
- 戦略的ローン派(世帯年収1,000万円〜1,500万円)意外かもしれませんが、年収1,000万円台の会社員や個人事業主でもLXオーナーは存在します。彼らの武器は「残価設定ローン(残クレ)」と「リセールバリュー」です。
- 残価設定ローン: 車両価格の一定額(残価)を据え置くことで、月々の支払いを10万円台〜に抑えることが可能です。
- 高リセール: LXは数年乗っても価格が落ちにくいため、売却益で残債を精算し、次の車へ乗り換えるという「わらしべ長者」的な乗り方が成立します。
※ 法人名義での購入(経費計上)は現金一括派に含む
年収そのものよりも、「月々の支払いにいくら回せるか(可処分所得)」と「資産価値を計算できるか」が、購入の分かれ目となります。
経営者だけじゃない?意外なオーナー層の属性
「LX=社長の車」というイメージが強いですが、実際には多様な職業の方がハンドルを握っています。
- 建設・不動産関係の自営業: 現場にも行ける頑丈さと、取引先への信用力を両立できる車として選ばれます。
- 高所得サラリーマン(パワーカップル): 共働きで世帯年収を高め、夫婦で趣味のアウトドアを楽しむために購入する層です。
- 投資家・トレーダー: リセールバリュー(再販価値)の高さに着目し、損失の少ない「賢い資産」として所有します。
共通しているのは、単なる浪費ではなく「価値あるものにお金を使う」という投資家的なマインドセットを持っている点です。
彼らがLXを選ぶ「資産価値」という視点
なぜ、彼らは1,000万円以上の大金を車に投じるのでしょうか。それはLXが「世界通貨」とも呼ばれるほどの資産価値を持っているからです。
中東やアジア諸国での絶大な人気を背景に、LXの中古車相場は非常に安定しています。時期によっては新車価格を上回るプレミア価格がつくことさえあります。「乗っている間の満足度が高く、手放す時も高く売れる」。この経済合理性こそが、多くの富裕層や賢い消費者がLXを選ぶ最大の理由なのです。
「買って後悔」を避けるために!購入前に確認すべき3つのハードル

憧れだけで購入に踏み切ると、納車後に痛い目を見るのがLXの怖いところです。オーナーたちが口を揃えて「これだけは覚悟しておけ」という3つの現実的なハードルを紹介します。
【盗難リスク】全国ワースト級?必須のセキュリティ対策
残念ながら、レクサスLXは自動車盗難のターゲットとして常に上位にランクインしています。特に「CANインベーダー」や「ゲームボーイ」と呼ばれる最新の手口では、純正のセキュリティシステムだけでは守りきれないのが現状です。
- 必須の対策: 物理的なハンドルロックやタイヤロックに加え、IGLA(イグラ)などの社外セキュリティシステムの導入がほぼ必須です。
- コスト: これらの施工には20〜40万円程度の追加費用がかかります。
- 精神的負担: 「朝起きたら車がないかもしれない」という不安と隣り合わせの生活になる可能性があります。
保管場所はシャッター付きガレージが理想ですが、屋外駐車の場合は監視カメラや人感センサーライトなど、二重三重の対策が求められます。
【サイズ問題】駐車場に入らない?日本の道路事情との相性
LXのボディサイズは、全長5,100mm × 全幅1,990mm × 全高1,885mm。特に約2メートルの全幅は、日本の道路事情ではかなり巨大です。
- コインパーキング: 古い規格の駐車場では枠に収まらず、ドアの開閉もままなりません。
- 狭い路地: 都内の住宅街や観光地の細い道では、すれ違いに極度のストレスを感じます。
- 自宅の車庫: 購入前に必ず実測が必要です。入ったとしても、人が降りるスペースがないという失敗例も。
「妻が運転するには大きすぎる」という理由で、家族から反対されるケースも少なくありません。
【納期と価格】注文停止の現状と中古車価格の高騰
2025年現在、レクサスLXは世界的な需要過多により、新車の注文受付が不安定な状況が続いています(※最新情報はディーラーへ要確認)。
- 注文停止: 新車が欲しくてもオーダーすらできない期間が長い。
- 長納期: 注文できたとしても、納車まで数年待ちというケースもザラです。
- 中古車高騰: すぐに乗れる中古車(新古車)にはプレミア価格がつき、新車価格を数百万上回ることもあります。
「今すぐ欲しい」と思っても手に入らない希少性が、所有欲を掻き立てる一方で、購入の大きなハードルとなっています。
ライバル車と比較して見えてくる「LXを選ぶべき人」
LXを検討する際、必ず比較対象に挙がるのが「ランドクルーザー300」「メルセデス・ベンツ Gクラス」「レンジローバー」です。それぞれの特徴を比較し、あなたがLXを選ぶべき理由を明確にしましょう。
LX600
300
Gクラス
ローバー
※ リセール評価は中古車市場の傾向を基にした参考値
vs ランドクルーザー300:ブランド力と「おもてなし」の差

基本骨格(プラットフォーム)は同じですが、世界観は別物です。ランクルが「どこへでも行ける道具」なら、LXは「どこへでも快適に行ける動くラウンジ」。
内装の質感、静粛性、そしてレクサスオーナー専用デスクやラウンジ利用などの「オーナー特権(おもてなし)」に価値を感じるなら、迷わずLXです。
vs メルセデス・ベンツ Gクラス:リセールと実用性の天秤

「芸能人=ゲレンデ」というイメージ通り、Gクラスのステータス性は抜群です。しかし、設計が古いため、乗り心地や後席の居住性はLXに軍配が上がります。
「他人に見られるための車」ならGクラス、「自分が快適に移動し、家族も満足させる車」ならLXがおすすめです。
vs レンジローバー:故障リスクと快適性の違い

気品と乗り心地ではレンジローバーが勝る場面もありますが、輸入車特有の故障リスクや、売却時の値落ち幅(リセール)の悪さがネックです。
「故障を気にせず、長く安心して乗りたい」「資産価値も守りたい」という堅実な富裕層には、LXの信頼性がマッチします。
あなたはレクサスLXに向いている?購入適合度チェック

ここまで読んで、まだ迷っているあなたへ。以下のチェックリストで、LXがあなたの最高のパートナーになるか確認してみましょう。
LXが最高のパートナーになる人の条件
- リセールバリューを重視し、出口戦略を持って車を買える
- 日本の狭い道での取り回しより、圧倒的な居住性と安全性を優先する
- 盗難対策に数十万円のコストと手間をかける覚悟がある
- 週末はゴルフやキャンプなど、アクティブな趣味を持っている
- 「レクサス」というブランドの信頼感とサービスに価値を感じる
3つ以上当てはまるなら、あなたはLXのオーナーにふさわしい資質を持っています。
逆に、「都内の細い道での送迎がメイン」「盗難の心配をして眠れなくなるのは嫌だ」「とにかく目立ちたくない」という方は、レクサスRXやNX、あるいは輸入車のSUVを検討した方が幸せになれるかもしれません。
まとめ
レクサスLXを買う人とは、単にお金を持っている人ではありません。「資産としての車の価値」を見抜き、盗難や維持のリスクを管理できる「マネジメント能力のある人」です。
- 年収: 1,000万円台からでも戦略的に購入可能。
- リスク: 盗難対策と駐車場確保は購入前の最重要課題。
- 比較: 快適性、信頼性、リセールのバランスは世界最高峰。
LXを手に入れることは、極上の移動空間を手に入れると同時に、あなたのライフステージが一つ上の段階へ進んだことの証明でもあります。リスクを正しく理解し、対策を講じられるあなたなら、きっと素晴らしいLXライフを送ることができるはずです。