
軽自動車を選ぶとき、「維持費は抑えたいけれど、安っぽい車には乗りたくない」「長く乗るからこそ、装備や質感にはこだわりたい」と悩んでいませんか?
軽スーパーハイトワゴン市場は年々競争が激化しており、単なる移動手段を超えた快適装備や付加価値が求められるようになっています。
そのなかでも注目を集めているのが三菱の「デリカミニ」です。2025年秋にフルモデルチェンジした2代目デリカミニは、2025年8月22日に予約注文を開始、2025年9月18日に正式発表、2025年10月29日に発売されました。
本記事では、2025年10月29日に発売された現行型デリカミニを対象に、内装、装備、走行性能、グレード構成を確認します。「デリカミニに高級感があるか?」という問いに対して、根拠のある情報をもとに整理します。なお、価格・装備情報は2026年6月時点の確認内容に基づいています。
ライバル車との比較や、後悔しないグレード選びのポイントも解説しますので、あなたの車選びの参考にしてください。
この記事のポイント
- 現行型Premium系はベージュ内装と合成皮革&ファブリックの撥水シートを採用
- ステアリングヒーターと前席シートヒーターは全グレード標準
- マイパイロットと両側電動スライドドアはPremium系に標準装備
- デジタルルームミラーや12.3インチGoogle搭載インフォテインメントはグレード・パッケージ別
現行デリカミニの高級感を生む3つのポイント
デリカミニが多くのユーザーから「上質さを感じる」と評価される背景には、単なるデザインの良さだけでなく、機能や素材へのこだわりがあります。具体的にどのような点が評価されているのか、3つのポイントに絞って解説します。
上質さを意識した「Premium系ベージュ内装と撥水コンビシート」

- Premium系はベージュ内装・合成皮革&ファブリックの撥水シート
- G/Tはブラック内装・撥水ファブリックシート
- 全グレードでステアリングヒーター・前席シートヒーターが標準
現行型デリカミニの内装は、グレードによって内装色とシート素材が異なります。
Premium系(G Premium、T Premium、DELIMARU Package)はベージュを基調とした内装を採用し、シートには撥水機能付きの合成皮革&ファブリックのコンビネーションシートを使用しています。上級グレードらしい質感を備えており、汚れが付きにくい実用性も兼ね備えています。
一方、標準グレードのG/Tはブラック内装で、撥水加工されたファブリックシートを採用。こちらも日常使いに十分な耐久性を持ちます。
水平基調のインパネや素材・配色の工夫によって、道具感と上質感を両立したデザインにまとめられています。
重要な点として、ステアリングはスムース調合成皮革巻き、ステアリングヒーター、前席シートヒーターは全グレードで標準装備となっています。G/Tでも同様に装備されます。「Premiumだけがステアリングヒーターを装備する」という誤解が生じやすいため、購入前に確認しておきましょう。
快適性と運転支援を高める先進装備

- 高速道路同一車線運転支援「マイパイロット」はPremium系に標準装備(G/Tには非装備)
- デジタルルームミラーはDELIMARU Packageに標準(通常Premiumは標準外)
- アダプティブLEDヘッドライトはメーカーオプション(G/Tに設定なし)
現行型デリカミニには、三菱自動車の先進技術が搭載されています。
注目すべきは「マイパイロット」です。高速道路でのアクセル、ブレーキ、車線中央付近の維持を支援する高速道路同一車線運転支援機能で、自動運転ではありませんが、長距離運転時の負担軽減に役立ちます。マイパイロットはPremium系(G Premium、T Premium、DELIMARU Package)に標準装備されており、G/Tには装備されません。電動パーキングブレーキ・ブレーキオートホールドとセットでPremium系に搭載されています。
「デジタルルームミラー」については注意が必要です。通常のG Premium/T Premiumには標準装備されず、T Premium DELIMARU PackageおよびG Premium DELIMARU Packageに標準装備されます。G/TではコネクトナビパッケージBを選択した場合に装着可能ですが、パッケージオプション扱いとなります。荷物を満載した際の後方視界確保に有効な装備ですが、グレードとパッケージによって装備条件が異なる点に注意してください。
「アダプティブLEDヘッドライト」についても確認が必要です。全車にLEDヘッドライトは標準装備されていますが、自動配光機能を持つアダプティブLEDはメーカーオプションとなります。DELIMARU PackageおよびPremiumで選択可能ですが、G/Tには設定がありません。また、アダプティブLEDヘッドライトを選択した場合は、オートマチックハイビームが非装着となります。購入時点の最新カタログで装備条件をご確認ください。
所有欲を満たす「タフで愛らしいデザイン」

- 従来の「デリ丸。」フェイスのイメージを受け継ぎながら、フロントデザインを刷新
- 全車にカヤバ製Prosmoothショックアブソーバーを採用
- 4WD車は15インチタイヤ+専用チューニングのショックアブソーバー
エクステリアデザインも、デリカミニの個性を際立てる要素です。
現行型デリカミニは、従来のデリカミニらしい半円形LEDポジションランプのイメージを受け継ぎながら、フロントデザインを刷新しています。力強さと愛らしさを兼ね備えた個性は、デリカブランドを一目で感じさせます。
足元については、2WD車は155/65R14タイヤ、4WD車は165/60R15タイヤを採用しています。2WDの14インチに対し4WDは15インチとなり、サイズの差が走りの印象にも影響します。最低地上高は2WDが150mm、4WDが160mmです。また、4WD車は2WD車より全高が30mm高くなります。
全車にはカヤバ製Prosmoothショックアブソーバーが採用されており、4WD車には専用チューニングのショックアブソーバーが組み合わされます。なお、ルーフレールは全グレードでメーカーオプション設定です。アクティブなスタイルを求める場合はオプションで追加が必要です。
グレード構成と価格(2026年6月時点)

写真出典:三菱自動車
現行型デリカミニは、ターボエンジン搭載の「T系」と自然吸気エンジンの「G系」に分かれ、それぞれに装備の異なるグレードが設定されています。グレード構成は以下の6種類です。
- ターボ(T系):T Premium DELIMARU Package / T Premium / T
- 自然吸気(G系):G Premium DELIMARU Package / G Premium / G
ターボ(T系)と自然吸気(G系)の違い
デリカミニには、エンジンの違いによる2系統があります。
- T系(ターボ):高速道路・坂道・多人数乗車での余裕を感じやすい
- G系(自然吸気):街乗り中心で購入価格を抑えたい場合の選択肢
どちらが適しているかは、使用環境、予算、年間走行距離によって異なります。特定のグレードが「全員にとってベスト」ということはなく、実際の使い方に合わせた選択が重要です。
グレード別装備比較表(2WD・税込価格)
以下は2026年6月時点のメーカー希望小売価格(消費税込み)と主要装備の比較です。オプション・特別塗装色・登録諸費用等は含みません。4WD価格は三菱自動車公式サイトの各グレードページでご確認ください。
| 比較項目 | G/T | G Premium/T Premium | Premium DELIMARU Package |
| 2WD価格(税込) | G:1,964,600円 T:2,042,700円 | G Premium:2,129,600円 T Premium:2,219,800円 | G Premium DELIMARU:2,649,900円 T Premium DELIMARU:2,740,100円 |
| 内装色 | ブラック | ベージュ | ベージュ |
| シート素材 | 撥水ファブリック | 撥水 合成皮革&ファブリック | 撥水 合成皮革&ファブリック |
| ステアリング | 全グレード:スムース調合成皮革巻・ステアリングヒーター付き | ||
| 前席シートヒーター | 全グレード標準 | ||
| スライドドア | 助手席側のみ電動 | 両側電動 | 両側電動 |
| マイパイロット | なし | 標準 | 標準 |
| 電動パーキングブレーキ | なし | 標準 | 標準 |
| リヤサーキュレーター | なし | 標準 | 標準 |
| 12.3インチGoogle搭載インフォテインメント | メーカーオプション | メーカーオプション | 標準 |
| 3Dマルチアラウンドモニター | メーカーオプション | メーカーオプション | 標準 |
| デジタルルームミラー | 一部パッケージで選択可 | 標準ではない | 標準 |
| 前後ドライブレコーダー | 一部パッケージで選択可 | 標準ではない | 標準 |
| ETC2.0 | メーカーオプション | メーカーオプション | 標準 |
| アダプティブLEDヘッドライト | 設定なし | メーカーオプション | メーカーオプション |
※装備は単品ではなくパッケージオプションとなる場合があります。詳細は購入時点の三菱自動車公式サイト最新カタログでご確認ください。
快適装備を重視するならPremiumが有力
グレードごとの方向性と、向いている人をまとめます。
G/Tが向いている人
- 購入価格をできるだけ抑えたい
- 両側電動スライドドアやマイパイロットが不要
- ブラック内装を好む
- ナビやカメラは必要なものを自分で選びたい
G Premium/T Premiumが向いている人
- 両側電動スライドドアが必要
- マイパイロットを使いたい(高速道路の利用が多い)
- 電動パーキングブレーキとオートホールドが欲しい
- ベージュ内装や合成皮革を使ったシートを好む
- インフォテインメントは自分で選びたい(オプションで追加可能)
DELIMARU Packageが向いている人
- Google搭載12.3インチインフォテインメントが必要
- 3Dマルチアラウンドモニターが必要
- デジタルルームミラーが必要
- 前後ドライブレコーダーやETC2.0までまとめて装備したい
- オプション選択の手間を省きたい
価格差について、2WD同士を比較するとG Premium-Gは165,000円、T Premium-Tは177,100円です。一方、DELIMARU PackageはPremiumより520,300円高く設定されており、グレード間の差は一概に「約○○万円」とはまとめられません。装備内容と用途を照らし合わせて選びましょう。
走行性能と乗り心地
現行型デリカミニの走行性能・乗り心地は、以下の装備・仕様が特徴です。
カヤバ製Prosmoothショックアブソーバー
- 2WD・4WD全車にカヤバ製Prosmoothショックアブソーバーを採用
- 4WD車は15インチタイヤと専用チューニングのショックアブソーバーを採用
極低速域の摩擦力や減衰力を調整したProsmoothショックアブソーバーを採用し、滑らかな乗り心地を目指しています。静粛性については、路面状況やエンジン回転数によって印象が変わるため、購入前に実車で確認することをおすすめします。
5つのドライブモード
- 全グレードに5つのドライブモード(POWER/ECO/NORMAL/GRAVEL/SNOW)を標準装備
- 4WD車にはグリップコントロールとヒルディセントコントロールを装備
デリカミニの特徴の一つが、5つのドライブモード(POWER/ECO/NORMAL/GRAVEL/SNOW)を全グレードで標準装備している点です。路面や走行環境に応じてモードを切り替えることで、走行性能を最適化できます。
4WD車にはグリップコントロールとヒルディセントコントロールが装備されており、未舗装路や雪道での走破性が高まります。
2WDと4WDの違い
- 4WD:165/60R15タイヤ、専用チューニングショックアブソーバー、最低地上高160mm、全高は2WDより30mm高い
- 2WD:155/65R14タイヤ、最低地上高150mm
雪道・未舗装路の走行機会が多い場合、または冬季利用を重視する場合は4WDが有力な選択肢です。街乗り中心で購入価格を抑えたい場合は2WDも検討できます。
オーナーレビューに見るデリカミニの実感
ライバル比較の前に、実際のオーナーの評価を見ておきましょう。carview!(カービュー)のデリカミニユーザーレビューには300件を超える評価が寄せられ、総合評価は5点満点中4点台。デザインの項目評価が特に高く、「デリカファミリーの顔」への愛着と、衝撃をよく吸収するソフトな乗り味、軽自動車とは思えない走りの質感が満足点として挙がっています(参考:carview! デリカミニ ユーザーレビュー)。
一方で、燃費と燃料タンク容量の小ささから給油回数が増えるという指摘や、軽自動車としては高めの価格への声も複数見られます。ライバルとの比較では、この「デザインと乗り味への満足」と「価格と燃費の割り切り」が判断軸になります。
ライバル車と比較!軽スーパーハイトワゴンの選び方

デリカミニを検討する際、必ず比較対象に挙がるのが「スズキ スペーシア ギア」「ダイハツ タント ファンクロス」、そして「ホンダ N-BOX CUSTOM」です。各車の方向性と特徴を整理します。優劣の断定ではなく、それぞれの強みをご参照ください。
| 比較項目 | 三菱 デリカミニ | スズキ スペーシア ギア | ダイハツ タント ファンクロス | ホンダ N-BOX CUSTOM |
|---|---|---|---|---|
| コンセプト | SUVテイスト×快適装備 | アウトドア×道具感 | 利便性×アクティブ | 上質感×王道 |
| ドライブモード | 5モード(POWER、ECO、NORMAL、GRAVEL、SNOW)全車標準 | マイルドハイブリッド採用 | - | - |
| 内装の特徴 | Premium系ベージュ内装・撥水コンビシート | アウトドア向けデザイン・後席快適性 | カジュアルで乗降性が高い | 上質感を意識した内外装・広い後席 |
| 独自装備・強み | マイパイロット(Premium系)・Google搭載インフォテインメント(設定あり) | 後席収納装備・マイルドハイブリッド | ミラクルオープンドアによる大開口 | Honda SENSING・広い室内空間 |
| 価格・詳細 | 三菱自動車公式サイト参照(2026年6月確認) | スズキ公式サイトで現行確認を | ダイハツ公式サイトで現行確認を | ホンダ公式サイトで現行確認を |
※各車の価格・装備・安全性能はメーカー公式サイトの現行情報をご確認ください。上記は各車の方向性を整理したもので、優劣を断定するものではありません。
デリカミニの方向性と特徴的なポイント
- SUVテイスト:デリカのブランドを受け継ぐ個性的な外観と5つのドライブモード
- Prosmoothショックアブソーバー:2WD・4WD全車採用
- Premium系のベージュ内装:上質さを意識した配色と撥水シート
- Google搭載12.3インチシステム:DELIMARU Packageに標準、他グレードもオプション設定あり
スペーシア ギアはマイルドハイブリッドと後席の快適性・収納が特徴。タント ファンクロスは助手席側ミラクルオープンドアによる大きな開口部と乗降性が強みです。N-BOX CUSTOMは広い室内空間とHonda SENSINGによる安全装備が特徴です。各車の価格・装備はそれぞれのメーカー公式サイトで最新情報をご確認ください。
まとめ

現行デリカミニは、高級車と同じ素材や動力性能を備える車ではありません。しかし、軽スーパーハイトワゴンとしては、個性的な外観、撥水シート、前席シートヒーター、ステアリングヒーター、5つのドライブモードなどを全車に備えています。Premium系では両側電動スライドドア、マイパイロット、電動パーキングブレーキなどが加わり、快適性が高まります。Google搭載インフォテインメント、デジタルルームミラー、3Dマルチアラウンドモニターまで必要な場合は、DELIMARU Packageまたは対応オプションを検討する必要があります。
用途別の選び方をまとめます。
- 価格重視:G
- 街乗り中心でターボが欲しい:T
- 快適装備と運転支援重視:G Premium/T Premium
- ナビ・カメラ・ドラレコ・ETCまで一括装備:DELIMARU Package
- 雪道・未舗装路・冬季利用重視:4WD
- 高速道路や坂道を多用:T系
「デリカミニの高級感」は、本革シートや高出力エンジンを備える高級車とは別の次元のものです。デリカミニは、軽スーパーハイトワゴンとして内外装のデザイン、快適装備、運転支援、乗り心地に力を入れたモデルです。高級感の感じ方には個人差があるため、購入前にディーラーで実車を確認されることをおすすめします。
よくある質問(FAQ)
- Q. デリカミニは本当に高級車並みですか?
- Q. PremiumとDELIMARU Packageの違いは何ですか?
- Q. GとTは何が違いますか?
- Q. Premiumだけにステアリングヒーターが付きますか?
- Q. デジタルルームミラーはPremiumに標準ですか?
- Q. 2WDと4WDでは何が違いますか?
Q. デリカミニは本当に高級車並みですか?
本革シートや高出力エンジンを備えた高級車と同等ではありません。ただし、軽自動車としては快適装備、運転支援、インフォテインメントが充実しており、上級グレードらしい質感があります。高級感の感じ方には個人差があります。
Q. PremiumとDELIMARU Packageの違いは何ですか?
DELIMARU Packageには、Google搭載12.3インチインフォテインメント、3Dマルチアラウンドモニター、デジタルルームミラー、前後ドライブレコーダー、ETC2.0などが標準装備されます。通常のPremiumでは一部がオプションまたは非装備です。価格差は約520,300円(2WD同士の比較)です。
Q. GとTは何が違いますか?
Gは自然吸気エンジン、Tはターボエンジンです。高速道路や坂道、多人数乗車の機会が多い場合はT系が適しています。街乗り中心で価格を抑えたい場合はG系も有力な選択肢です。
Q. Premiumだけにステアリングヒーターが付きますか?
いいえ。現行型ではステアリングヒーターと前席シートヒーターは全グレード標準です。G/Tでも標準装備されています。
Q. デジタルルームミラーはPremiumに標準ですか?
通常のG Premium/T Premiumには標準装備されません。G Premium DELIMARU PackageおよびT Premium DELIMARU Packageでは標準装備です。G/TではコネクトナビパッケージBを選択した場合に装着可能です。
Q. 2WDと4WDでは何が違いますか?
4WD車は165/60R15タイヤ、専用チューニングのショックアブソーバー、最低地上高160mmを採用します。2WD車は155/65R14タイヤ、最低地上高150mmです。4WD車は2WD車より全高が30mm高くなります。
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