
クルマにも"誕生日"がある。
発売されたその日は、まさにその車がこの世に生まれた瞬間。メーカーはその"家柄"、車名はその"名前"。もしクルマたちが人間だったら、どんな性格をしているのだろう?
このシリーズでは、「発売日=誕生日」「メーカー=名字」「車名=名前」として、星座や由来からそのクルマの"人格"を占います。
統計でも科学でもなく、あくまでエンターテインメントです。でも読んでいるうちに「このクルマ、やっぱりそういう性格だよな」と感じてもらえたなら——それがこのシリーズの正解です。
今回は2020年11月18日にワールドプレミアで発表された、さそり座の「ランボルギーニ・ウラカンSTO」の登場です。ウラカン・スーパートロフェオEVOとウラカンGT3 EVOのレーシングDNAを公道へ持ち込んだ一台で、5.2リッター自然吸気V10エンジン640CVと後輪駆動、乾燥重量1,339kgの軽量ボディにより0-100km/h加速3.0秒を実現――その全てが、さそり座らしい勝利への執念から生まれた一台です。
自己紹介
こんにちは、私はランボルギーニ・ウラカンSTO。
誕生日は2020年11月18日、さそり座です。
サーキットで培われた技術を公道へ持ち込むために生まれた、後輪駆動のスーパースポーツです。ウラカン・スーパートロフェオEVOとウラカンGT3 EVOから受け継いだレーシングDNAを、ロードカーとして味わえる形に仕立てられました。ウラカン一族の中でも、サーキット走行への情熱を最も濃く受け継いだ存在として生まれました。
華やかに目立つことだけが、私の目的ではありません。
勝利に必要な空力性能、軽さ、制動力、操縦性を徹底して磨き上げ、ドライバーとともに限界へ挑むこと。それが私に与えられた使命です。
家系診断:ランボルギーニ家の血筋
ランボルギーニ家は、常識に挑み続ける情熱と、見る者を一瞬で引きつける造形美を受け継ぐ名門一族です。
あえて家訓にたとえるなら、「誰かの後を追うのではなく、自らが新しい基準になれ」。
ウラカンSTOは、その中でもモータースポーツ部門「スクアドラ・コルセ」の血を色濃く受け継いだ求道者です。
自然吸気V10エンジン、後輪駆動、徹底した軽量化、高度な空力性能を武器に、快適性よりもドライバーとの一体感を優先します。
華やかな外見の内側に、勝利へ向けた冷静な計算と執念を隠している。その姿は、まさにさそり座らしいランボルギーニです。
名前の由来:ウラカンSTOという名の意味
「Huracán(ウラカン)」という名は、1879年にスペインのアリカンテで無敗を誇り、激しい気性で知られた闘牛に由来します。
スペイン語では「ハリケーン」を意味する言葉でもあり、荒々しい力と俊敏さを感じさせる名前です。ただし、ランボルギーニにおける直接的な命名由来は、同名の闘牛です。
「STO」は、イタリア語の「Super Trofeo Omologata(スーパー・トロフェオ・オモロガータ)」の略です。「Omologata」は、公道走行に必要な認証を受けた、あるいは公道仕様として承認されたという意味を持ちます。
その名が示すとおり、ウラカンSTOはウラカン・スーパートロフェオEVOとウラカンGT3 EVOの技術や経験を取り入れた、サーキット生まれのロードカーです。
その執念は数字にも表れています。5.2リッター自然吸気V型10気筒エンジンは最高出力640CV、最大トルク565Nmを発生し、後輪駆動と乾燥重量1,339kg(パワーウエイトレシオ2.09kg/CV)の軽量ボディが0-100km/h加速3.0秒、最高速度310km/hを可能にしました。制動を支えるのは、F1技術を応用したCCM-Rカーボンセラミックブレーキ。無駄を削ぎ落とし、一点に力を集中させるその設計思想は、さそり座らしい「勝負への執念」そのものです。
星座性格診断:さそり座のウラカンSTO
さそり座の私は、ひとつの目的へすべてを集中させるタイプです。
誰にでも愛想よく振る舞うより、信頼したドライバーと深くつながり、ふたりだけで限界を目指すことを好みます。
640CVを発生する自然吸気V10エンジンも、徹底的に磨かれた空力性能も、軽量化されたボディも、すべては速く正確に走るというひとつの目的のため。
普段は冷静に見えても、心の奥には簡単には消えない情熱があります。
一度サーキットへ入れば、妥協を許さず、コーナーのひとつひとつを執念深く攻略していく。華やかな姿の内側に、静かな闘争心を隠した求道者です。
ただし、目的へ集中しすぎるあまり、気軽さや日常的な扱いやすさを後回しにしてしまうこともあります。
誰にでも合わせる万能型ではありません。けれど、私の本質を理解してくれる相手には、忘れられないほど濃密なドライビング体験を返します。
相性診断
良い相性:同じ目的へ深く集中できるクルマ
トヨタ・GR86(ZN8)(さそり座)― 内に情熱を秘めた走りの探究者
互いに多くを語らなくても、速さを追求する姿勢で理解し合える関係。同じさそり座として、勝利への執念と、華美を必要としない静かな闘争心を分かち合っています。競い合うほど信頼が深まり、サーキットでは最高のライバルになります。
刺激的な相性:異なる方法で速さを追求するクルマ
日産・スカイラインGT-R(BNR34)(やぎ座)― 技術を積み重ねて頂点へ到達した最後のスカイラインGT-R
後輪駆動の自然吸気V10でドライバーとの一体感を追い求めるウラカンSTOに対し、GT-Rは四輪駆動とツインターボ直列6気筒による緻密な技術の積み重ねで速さを実現します。速さを求める目的は同じでも、そこへ至る方法は正反対。相手の違いを認めることで、自分にはない強さに気づかされる関係です。
苦手な相性:快適性や実用性を最優先するクルマ
ホンダ・N-BOX(JF5/JF6)(てんびん座)― 街を明るくする陽気なコンパクトヒーロー
日常の使いやすさや多くの人への優しさを重視するN-BOXに対し、ウラカンSTOは速さとドライバーへの集中を優先します。どちらが優れているということではなく、目指している世界が大きく異なる関係です。
まとめ
ランボルギーニ・ウラカンSTOは、サーキットで培われた技術と、勝利へ向けた強い意志を公道へ持ち込んだスーパースポーツです。
2020年11月18日生まれのさそり座として診断すると、その性格は、ひとつの目的へ深く集中し、決して妥協しない孤高の求道者。
640CVの自然吸気V10エンジン、後輪駆動、軽量ボディ、磨き上げられた空力性能は、すべてドライバーとともに限界へ挑むためにあります。
もし彼が人間なら、普段は冷静で口数が少なくても、勝負の瞬間には内に秘めた情熱を解き放つ天才レーサーでしょう。
「静かに狙いを定め、勝利するまで決して離さない」
――それが、さそり座のウラカンSTOの生き方です。
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