
「そろそろ電気自動車(EV)への乗り換えを検討したいけれど、使い勝手や航続距離が心配」
「家族で使うファーストカーとして、信頼できるプレミアムSUVを選びたい」
そんな悩みをお持ちの方にとって、アウディが満を持して投入したコンパクト電動SUV『Audi Q4 e-tron』は、まさに本命とも言える一台です。日本の道路事情にマッチしたサイズ感、600kmを超える長い航続距離、そしてアウディらしい高品質な作り込み。
この記事では、EVへの乗り換えで迷っている方に向けて、Audi Q4 e-tronの価格、スペック、そして実際の使い勝手を徹底解説します。競合ひしめく電動SUVの中で、なぜQ4 e-tronが選ばれるのか、その理由を明らかにしていきましょう。
この記事のポイント
- アウディQ4 e-tronの実質的な航続距離と充電性能
- グレード別の価格差と装備の違い(Advanced vs S line)
- テスラや他社EVと比較した際の決定的な違い
- 実際に所有した場合の維持費や補助金メリット
アウディQ4 e-tronとは?サイズ・価格・スペックの全体像

アウディQ4 e-tronは、アウディの電気自動車ラインナップ「e-tron」シリーズの中で、最も身近で、かつ日本の道路環境に適したコンパクトSUVです。まずはその基本スペックと立ち位置を確認しましょう。
Q4 e-tronの基本情報とグレード構成
- 扱いやすいボディサイズ
- 競争力のある価格設定
- 余裕のあるバッテリー性能
Audi Q4 e-tronのボディサイズは、全長4,590mm × 全幅1,865mm × 全高1,630mm。これは同社の人気SUVであるQ3とQ5の中間に位置するサイズ感ですが、EV専用プラットフォーム(MEB)を採用しているため、室内空間はQ5並みに広いのが特徴です。
特筆すべきは、最小回転半径が5.4mであること。内燃機関がないため前輪の切れ角を大きく取ることができ、狭い路地や駐車場でも驚くほど小回りが利きます。これは、日本の都市部で生活するユーザーにとって非常に大きなメリットです。
ラインナップと価格(メーカー希望小売価格)は以下の通りです。
| モデル名 | 価格(税込) | 駆動方式 | 航続距離 (WLTC) |
| Q4 45 e-tron advanced | ¥7,100,000 | RWD (後輪駆動) | 613km |
| Q4 45 e-tron S line | ¥7,370,000 | RWD (後輪駆動) | 613km |
| Q4 Sportback 45 e-tron | 別途設定あり | RWD (後輪駆動) | 613km |
※価格は2025年時点の公式情報に基づく参考価格です。
※Sportbackはクーペライクなスタイリングが特徴ですが、基本的な性能は共通です。
「Advanced」と「S line」の違い
エントリーグレードである「Advanced」と、スポーティな「S line」の価格差は約27万円です。S lineには専用バンパーや1インチ大きな20インチホイール、スポーツシートなどが装備され、見た目の迫力が増します。
一方で、パワートレイン(モーターやバッテリー)のスペックは共通です。どちらを選んでも、82kWh(実容量77kWh)の大容量バッテリーを搭載し、最高出力150kW(約204ps)/最大トルク310Nmを発揮します。日常使いでの快適性を重視するならAdvanced、スポーティな内外装を好むならS lineという選び分けになります。
実用性を検証!航続距離と充電インフラの現実

EV選びで最も懸念されるのが「航続距離(電欠)」と「充電時間」です。カタログ数値だけでなく、実際の運用面からQ4 e-tronの実力を紐解きます。
一充電走行距離613kmの意味
- 東京〜大阪間も視野に入る長距離性能
- エアコン使用時の実走行距離
- 回生ブレーキの効率的な活用
Q4 e-tronのカタログスペック上の航続距離は**613km(WLTCモード)**です。一般的にEVの実走行距離はカタログ値の7〜8割程度と言われますが、それでも400km〜450km程度は安心して走行できる計算になります。
これは、週末のゴルフ場への往復や、隣県への小旅行であれば、途中充電なしで帰ってこられる距離です。また、日常の買い物や送り迎えだけの使用であれば、自宅での充電は週に1回程度で済むかもしれません。
特にアウディは「回生ブレーキ」の制御が非常に自然です。パドルシフトを使って回生の強さを調整でき、下り坂などでエネルギーを効率よく回収することで、表示される航続可能距離がなかなか減らないという経験をすることでしょう。
充電性能とインフラ対応
Q4 e-tronは、日本国内の標準的な急速充電規格「CHAdeMO(チャデモ)」に対応しています。最大94kWまでの急速充電に対応しており、経路充電(サービスエリアなどでの継ぎ足し充電)でも短時間で多くの電力を回復できます。
また、アウディ独自の充電サービス「Audi charging hub」や提携ネットワークを利用できるプランも用意されており、外出先での充電ストレスを軽減する取り組みが進んでいます。自宅に普通充電器(3kWまたは6kW)を設置できれば、寝ている間に満充電にすることが可能で、ガソリンスタンドに行く手間から解放されます。
内装と居住性|家族が満足するプレミアム空間

SUVとしての魅力は、ドライバーだけでなく同乗者がいかに快適に過ごせるかにあります。Q4 e-tronは「クラスを超えた広さ」が売りです。
センターコンソールのない広々とした足元
- EV専用プラットフォームの恩恵
- カップホルダーや収納の工夫
- ARヘッドアップディスプレイの先進性
Q4 e-tronのインテリアに乗り込むと、まず床面のフラットさに気づきます。後席の足元にはセンタートンネル(出っ張り)がなく、大人が3人並んで座っても足元の窮屈さがありません。
前席周りも、シフトノブが小型化され、センターコンソールが宙に浮いたような「フローティングデザイン」を採用しています。これにより収納スペースが確保され、スマートフォンや財布などの小物を置く場所に困りません。
特筆すべきオプション装備が「AR(拡張現実)ヘッドアップディスプレイ」です。フロントガラスの約10m先にナビの矢印が浮いているように表示され、実際の道路上にルート案内が重なって見えます。これにより視線移動が最小限になり、初めての道でも迷うことなく運転に集中できます。
520Lの大容量ラゲッジスペース
ラゲッジ容量は通常時で520リットルを確保しています。これは同クラスのエンジン車と比較しても遜色ない、あるいはそれ以上の広さです。後席を倒せば最大1,490リットルまで拡大し、フラットな床面が現れます。
床下収納も充実しており、充電ケーブルなどをすっきりと収納可能。キャンプ道具やゴルフバッグ(形状によりますが横置き可能)も余裕を持って積載でき、ファミリーSUVとしての実用性は完璧と言えます。
比較検討|ライバル車と比べてQ4 e-tronを選ぶ理由

購入を迷う際、比較対象となるのはテスラ『Model Y』や、メルセデス・ベンツ『EQA』、BMW『iX1』あたりでしょう。
Q4 e-tronの優位性チェックリスト
- 物理ボタンを残した操作性
- 馴染み深いアウディのデザイン
- 安心のディーラーネットワーク
| 比較項目 | Audi Q4 e-tron | Tesla Model Y (RWD) | BMW iX1 (xDrive30) |
| 価格帯 | 710万円〜 | 600万円台〜 | 700万円台〜 |
| 操作系 | 物理ボタン併用 | ほぼタッチパネルのみ | 物理+タッチ |
| 内装質感 | 伝統的高級感 | シンプル・ミニマル | スポーティ |
| 駆動方式 | RWD (後輪駆動) | RWD | AWD (4WD) |
| 航続距離 | 613km | 507km (RWD) | 465km |
※競合車の数値は概算参考値です。
テスラ Model Yとの違い
テスラは圧倒的なソフトウェア性能と充電網(スーパーチャージャー)が魅力ですが、操作のほぼ全てをタッチパネルで行うため、慣れが必要です。対してQ4 e-tronは、エアコンやオーディオなどの頻繁に使う機能に物理ボタンを残しており、これまでのガソリン車から乗り換えても直感的に操作できます。「車としての従来の使いやすさ」を重視するならQ4 e-tronに軍配が上がります。
BMW iX1との違い
iX1はキビキビとした走りと4WDが特徴ですが、航続距離(カタログ値)ではQ4 e-tronの方が長く設定されています。長距離移動の安心感を優先するならば、大容量バッテリーを積みながら効率的なRWDを採用したQ4 e-tronが有利です。
まとめ

- 初めてのEVでも安心できる「普通さ」と「先進性」のバランス
- 一充電600km超えの航続距離で、長距離ドライブも現実的
- 日本の都市部に適したサイズと小回り性能
Audi Q4 e-tronは、単に「アウディのEV」というだけでなく、現在の日本市場において最もバランスの取れたプレミアム電動SUVの一つです。
700万円台という価格は決して安くはありませんが、補助金制度(CEV補助金や自治体の補助金)を活用すれば、実質的な負担額はさらに下がります。また、ガソリン代やオイル交換などの維持費が不要になる点を考慮すれば、トータルコストでの満足度は非常に高いと言えます。
「EVに興味はあるけれど、失敗したくない」
「家族のために、広くて安全で、カッコいい車がいい」
もしそうお考えなら、ぜひ一度お近くのアウディディーラーで試乗してみてください。静かで滑らか、そして意のままに操れるその走りは、あなたのカーライフを次のステージへと進めてくれるはずです。