
写真出典:Mazda Motor Corporation
新型CX5の発売が発表されたけれど、「いつ発売されるのか」「現行モデルと何が違うのか」「今買うべきか待つべきか」と迷っている方も多いのではないでしょうか。特にCX5の購入を検討している方にとって、新型のスペック、発売時期の情報が不十分なままでは、適切な判断ができず不安ですよね。
実は、2025年7月に欧州で初公開された新型CX5には、3代目として大幅な進化が盛り込まれており、発売スケジュールや装備内容を正しく理解すれば、最適な購入タイミングが見えてきます。
本記事では、新型CX5の発売時期(欧州・日本)、主要スペック、現行モデルとの違い、そして購入判断のポイントまで、最新情報を徹底解説します。後悔のない車選びをするためにも、ぜひ最後までご覧ください。
この記事のポイント
- 新型CX5の欧州・日本での発売時期と導入スケジュール
- 3代目新型CX5の主要諸元とエンジンラインアップ詳細
- 開発コンセプトと魂動デザイン・SKYACTIV技術の進化
- 室内空間・快適性能・先進運転支援システムの強化内容
- 現行モデルからの変更点と累計販売450万台超の実績
新型CX5の発売時期|2025年欧州・2026年日本の導入スケジュール

写真出典:Mazda Motor Corporation
マツダは2025年7月10日に欧州で新型MAZDA CX-5を初公開しました。3代目となる新型CX5は、マツダのビジネスおよびブランドを支える主力商品として、市場ごとに段階的な導入が予定されています。ここでは、各市場での発売スケジュールと、CX5がマツダにとってどのような位置づけの車種なのかを詳しく見ていきましょう。
欧州市場での発売時期
- 2025年7月10日に欧州で初公開
- 2025年末から欧州市場での発売開始予定
- マツダ・モーター・ヨーロッパが統括して導入
新型CX5は、マツダの欧州事業を統括する「マツダ・モーター・ヨーロッパ」により、現地時間2025年7月10日に初公開されました。欧州市場では2025年末から発売開始予定で、最新のe-SKYACTIV技術とMハイブリッドシステムを採用しています。
日本・その他市場での発売時期
- 日本を含むその他市場では2026年中の発売を予定
- 市場ごとに仕様や装備が異なる設定
- 段階的な導入により各地域のニーズに対応
日本市場を含むその他の国と地域では、2026年中の発売が予定されています。マツダは各市場の規制やニーズに合わせて仕様を最適化しており、日本市場ではMハイブリッドシステムの設定が予定されています。
市場 | 発売時期 | 特徴 |
---|---|---|
欧州 | 2025年末 | 最初の導入市場、環境規制対応仕様 |
日本・その他 | 2026年中 | 各市場のニーズに合わせた仕様展開 |
CX5の販売実績と市場での位置づけ
- 世界100以上の国と地域で販売されているグローバルモデル
- 累計販売台数は450万台以上(2018年以降の最量販車種)
- マツダブランドを体感できる役割を担う主力商品
CX5は2012年に初代モデルが導入されて以来、世界100以上の国と地域で販売されています。グローバルでの累計販売台数は450万台以上に達し、現行ラインアップにおける最量販車種として、マツダのビジネスを支えています。
スポーティかつ都会的なデザイン、「人馬一体」の走り、内装の質感を高次元で両立させた魅力により、世界中のお客さまにマツダブランドを体感いただく役割を担っています。
新型CX5のスペック・性能|3代目の主要諸元と技術詳細

写真出典:Mazda Motor Corporation

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3代目となる新型CX5は、欧州仕様として発表された主要諸元が公開されています。ボディサイズからエンジンスペック、サスペンション形式まで、実際の数値と技術内容を詳しく解説します。なお、市場によって性能値は異なる場合があります。
ボディサイズと外観仕様
- 全長4,690mm×全幅1,860mm×全高1,695mm
- クロスオーバーSUVとしての実用的なサイズ感
- 魂動デザインを継承・深化させた外観
新型CX5の欧州仕様におけるボディサイズは、全長4,690mm、全幅1,860mm、全高1,695mmです。都市部での取り回しと高速道路での安定性を両立したディメンションとなっています。
外観は、生命感をカタチにするマツダのデザインテーマ「魂動(こどう)-SOUL of MOTION」を継承・深化させたデザインです。
エンジン・パワートレイン仕様
新型CX5には、2種類のパワートレインが設定されます。導入時期と技術的な特徴をそれぞれ見ていきましょう。
e-SKYACTIV G 2.5L(Mハイブリッド付)
- 2.5L直噴ガソリンエンジン(1種類設定)
- Mハイブリッドシステムを組み合わせ
- 欧州、日本などで設定予定

写真出典:Mazda Motor Corporation
発売時に設定されるエンジンは、2.5L直噴ガソリンエンジンの1種類です。このエンジンには、実用燃費の向上とスムーズな走りに寄与するマツダのマイルドハイブリッドシステム「Mハイブリッド」が組み合わされ、欧州、日本などで設定される予定です。
SKYACTIV-Z(2027年中導入予定)
- 理想の燃焼を目指して開発中の新エンジン
- マツダ独自の新ハイブリッドシステムと組み合わせ
- 2027年中に導入予定
マツダは、理想の燃焼を目指して開発中の「SKYACTIV-Z」を、マツダ独自の新ハイブリッドシステムと組み合わせて2027年中に導入する予定です。SKYACTIV-Zは、次世代のパワートレインとして期待されており、さらなる効率化と環境性能の向上が見込まれています。
パワートレイン | 導入時期 | 特徴 |
---|---|---|
e-SKYACTIV G 2.5L(Mハイブリッド付) | 2025年末~ | 発売時から設定、実用燃費向上 |
SKYACTIV-Z + 新ハイブリッド | 2027年中 | 開発中、理想の燃焼を追求 |
変速機とサスペンション
- 変速機:SKYACTIV-DRIVE(6EC-AT)
- フロントサスペンション:マクファーソンストラット式
- リアサスペンション:マルチリンク式
新型CX5には、SKYACTIV-DRIVE(6速オートマチックトランスミッション)が採用されます。サスペンションは、フロントにマクファーソンストラット式、リアにマルチリンク式を採用し、優れた走行性能と乗り心地を実現しています。
乗車定員と基本構成
- 乗車定員:5名
- 実用的なファミリーカーとしての設定
- 室内空間の広さと使い勝手を重視
新型CX5の乗車定員は5名です。ファミリーカーとして、日常の多様なシーンでの使用を想定した実用的な設定となっています。
新型CX5の開発コンセプトと進化ポイント|現行モデルからの変更点






新型「MAZDA CX-5」デザインスケッチ
写真出典:Mazda Motor Corporation
3代目新型CX5は「さらに愛される存在となること」を目指して開発されました。マツダが大切にしてきた価値観を継承しながら、時代のニーズに合わせた進化を遂げています。開発コンセプトと具体的な進化ポイントを詳しく見ていきましょう。
開発コンセプト「新世代エモーショナル・デイリーコンフォート」
- 魂動デザイン、人馬一体の走りを継承・深化
- 眺めて触れて乗ることでの歓びと感動を提供
- 日常の多様なシーンにおける快適な移動をサポート
3代目新型CX5の開発コンセプトは「新世代エモーショナル・デイリーコンフォート」です。マツダが大切にしてきた「魂動デザイン」や「人馬一体の走り」を継承・深化させながら、日常使いにおける快適性を高次元で両立させています。
室内空間の広さや使い勝手、乗り心地、静粛性を進化させることで、感性に訴えるデザインと実用性を融合させました。
魂動デザインとSKYACTIV技術の継承
- 生命感をカタチにする魂動デザインを継承・深化
- 優れた走行性能と環境性能を実現するSKYACTIV技術を全面採用
- 第1弾として2012年に導入され、進化を続ける
新型CX5は、生命感をカタチにするマツダのデザインテーマ「魂動-SOUL of MOTION」と、優れた走行性能と環境性能を実現する「SKYACTIV技術」を全面的に採用しています。これらは2012年の初代導入時から継承され、3代目でさらに洗練されました。
SKYACTIV技術は、エンジン、トランスミッション、ボディ、シャシーすべてにわたる包括的な技術革新により、走る歓びと環境性能を高次元で両立しています。
室内空間・快適性の向上内容
- 室内空間の広さと使い勝手を進化
- 乗り心地と静粛性の向上
- すべての乗員が安心・安全・快適にドライブを楽しめる
新型CX5では、室内空間の広さや使い勝手、乗り心地、静粛性が向上しています。サスペンションのチューニングや車体剛性の最適化により、高速走行時や長距離ドライブでも疲れにくい快適な室内環境を実現しました。
先進運転支援システムと通信機能の強化
- 一新されたヒューマン・マシン・インターフェイス
- 強化・拡充された通信機能やアプリケーション
- 進化した先進運転支援システム(ADAS)
新型CX5には、一新されたヒューマン・マシン・インターフェイス(人間と機械が情報をやり取りする方法や、そのための装置やソフトウェア)により、より直感的で使いやすい操作環境が実現されました。
通信機能やアプリケーションが強化・拡充され、スマートフォンとの連携やオンラインサービスの利用がより便利になっています。また、先進運転支援システム(ADAS)が進化し、安全性がさらに高められました。
まとめ
- 発売スケジュール:欧州では2025年末、日本を含むその他市場では2026年中の発売予定
- グローバル実績:累計販売台数450万台以上、世界100以上の国と地域で展開
- スペック詳細:全長4,690mm×全幅1,860mm×全高1,695mm、2.5L直噴ガソリンエンジン(Mハイブリッド付)
- 開発コンセプト:「新世代エモーショナル・デイリーコンフォート」をテーマに、魂動デザインと人馬一体の走りを継承・深化
- 進化ポイント:室内空間・快適性・静粛性の向上、先進運転支援システムと通信機能の強化
- 次世代技術:SKYACTIV-Zエンジンと新ハイブリッドシステムを2027年中に導入予定
新型CX5は、マツダが大切にしてきた「走る歓び」を進化させながら、日常の多様なシーンでの快適性を高めた3代目モデルです。欧州での発売開始後、日本市場への導入を控えており、購入を検討されている方は発売時期や仕様の詳細情報を注視しながら、最適なタイミングを見極めることをおすすめします。










新型「MAZDA CX-5」(欧州仕様)
写真出典:Mazda Motor Corporation