SUV・クロスオーバー

新型クロスビーの変更点は?1.2L化・旧型との違い・グレード選びを解説

2025年10月4日

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「新型クロスビーは何が変わったの?」「ターボがなくなったって本当?」「MZとMXはどう違うの?」

スズキは2025年10月2日、新型クロスビーを発売しました。従来モデルの特徴である広い室内空間や個性的なデザインを受け継ぎながら、パワートレイン、内外装、安全装備、快適装備が大幅に刷新されています。

エンジンやトランスミッション、内外装、安全・快適装備まで幅広く変更された大規模な刷新です。一方で、旧型の1.0Lターボ+6速ATからの変更に「走りはどうなった?」と気になる方も多いでしょう。

この記事では、新型クロスビーの変更点を公式情報に基づいて解説します。旧型との違い、HYBRID MZとMXの装備差、ライズ・ハスラーとの比較まで整理し、あなたの選択に役立つ情報をお届けします。

この記事のポイント

新型クロスビーは何が変わった?

2025年10月の刷新では、エンジン・トランスミッションから内外装、安全・快適装備まで広範囲にわたる変更が加えられました。主な変更点を順に解説します。

1. 1.0Lターボから1.2L自然吸気エンジンへ

Z12E型エンジン

最大の変更点はエンジンです。従来の「K10C型 996cc 直列3気筒直噴ターボ」に代わり、スイフトやソリオにも採用されている「Z12E型 1,197cc 直列3気筒自然吸気エンジン」が搭載されました。マイルドハイブリッドシステムとの組み合わせにより、燃費性能が大幅に向上しています。
写真出典:スズキ株式会社

クロスビー エンジン比較チャート
旧型 K10C型 1.0Lターボ vs 新型 Z12E型 1.2L 自然吸気 + マイルドハイブリッド
旧型(〜2025年9月)
K10C型 1.0L
直3 直噴ターボ + 6速AT
新型(2025年10月〜)
Z12E型 1.2L
直3 自然吸気 + CVT + マイルドHV
旧型
新型
最高出力 kW〈PS〉/ rpm
旧型
73kW〈99PS〉/ 5,500
新型
59kW〈80PS〉/ 5,700-19PS
最大トルク N・m / rpm
旧型
150N・m / 1,700〜4,000
新型
108N・m / 4,500-42N・m
WLTCモード燃費(2WD) km/L
旧型
18.2 km/L
新型
22.8 km/L+4.6km/L

発進時や加速時にはマイルドハイブリッドのモーター(2.3kW〈3.1PS〉/ 最大トルク60N・m)がエンジンを補助します。ただし、エンジン単体の最高出力と最大トルクは旧型ターボより低いため、走行感覚の違いは試乗で確認することが重要です。

2. 6速ATからCVTへ変更

トランスミッションも旧型の6速ATからCVT(無段変速機)へ変更されました。CVTは燃費性能に優れ、アクセル操作に対してなめらかに変速します。一方、6速ATとは変速フィールが異なるため、旧型のスポーティな走り心地を好む方は試乗で違いを確かめることをおすすめします。

3. 燃費性能が18.2km/Lから22.8km/Lへ向上

カタログ燃費(WLTCモード)は旧型2WDの18.2km/Lから、新型2WDの22.8km/Lへ向上しています(4WDは21.0km/L)。燃料は新型・旧型ともに無鉛レギュラーガソリン仕様です。燃費の向上により、日常の燃料費を抑えやすくなりました。

4. 内外装デザインを刷新

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写真出典:スズキ株式会社

愛嬌のある丸目デザインは継承しつつ、フロントグリルやバンパー形状が変更されました。

  • 水平基調のボンネット:厚みが増し、よりSUVらしい力強さを強調
  • 新デザインホイール:「X」をモチーフにした切削デザイン(HYBRID MZ)
  • インテリアの質感向上:インパネやシート表皮の質感がアップ

5. 安全装備と運転支援機能を強化

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写真出典:スズキ株式会社

衝突被害軽減ブレーキが「デュアルセンサーブレーキサポートII」へ進化し、交差点での検知や自転車・二輪車検知にも対応しました。ブラインドスポットモニター、リヤクロストラフィックアラート、アクティブコーナリングサポートなど、旧型にはなかった運転支援機能も追加されています。また、7インチカラーメーターディスプレイが採用され、視認性が向上しています。

出典:スズキ株式会社「クロスビー 主要装備・主要諸元

HYBRID MZとHYBRID MXの違い

新型クロスビーはグレードが「HYBRID MZ」と「HYBRID MX」の2グレードに整理されました。エンジン、CVT、主要な予防安全装備はMZと共通ですが、パーキングブレーキ、ACCの停止保持機能、灯火類、ホイール、快適装備などに明確な違いがあります。

価格差

メーカー希望小売価格(税込、2025年10月発表時)は以下のとおりです。

グレード駆動方式価格(税込)
HYBRID MX2WD2,157,100円
HYBRID MX4WD2,333,100円
HYBRID MZ2WD2,335,300円
HYBRID MZ4WD2,500,300円

車両本体価格は、MXの方が2WDで178,200円、4WDで167,200円安く設定されています。

ボディカラー、メーカーオプション、販売店装着オプション、税金、登録諸費用などは別途必要です。最新価格はスズキ公式サイトまたは販売店で確認してください。

出典:スズキ株式会社「クロスビー 価格・オンライン見積り

電動パーキングブレーキとACCの違い

電動パーキングブレーキ[ブレーキホールド付]
写真出典:スズキ株式会社

HYBRID MZには、電動パーキングブレーキとブレーキホールドが採用されています。信号待ちなどでブレーキペダルから足を離しても停車状態を維持できるため、市街地や渋滞時の負担軽減が期待できます。

一方、HYBRID MXはフット式パーキングブレーキです。ACCは両グレードに全車速追従機能付きで標準装備されますが、停止保持機能が付くのはHYBRID MZだけです。

機能HYBRID MZHYBRID MX
パーキングブレーキ電動式〔ブレーキホールド付〕フット式
ACC全車速追従+停止保持機能付き全車速追従機能付き(停止保持なし)

ライト・ホイール・快適装備の違い

全車標準の主な装備(MZ・MX共通)

  • Z12E型 1.2L自然吸気エンジン+マイルドハイブリッド+CVT
  • 7インチメーターディスプレイ〔カラー〕
  • デュアルセンサーブレーキサポートII
  • ACC〔全車速追従機能付〕
  • 車線維持支援機能
  • ブラインドスポットモニター
  • リヤクロストラフィックアラート
  • アクティブコーナリングサポート
  • フルオートエアコン
  • 前席シートヒーター
  • 撥水ファブリックシート
  • 16インチタイヤ

HYBRID MZの主な専用・上級装備

  • 電動パーキングブレーキ〔ブレーキホールド付〕
  • ACC〔停止保持機能付〕
  • LEDヘッドランプ
  • LEDフロントフォグランプ
  • 16インチアルミホイール
  • 本革巻ステアリングホイール
  • 本革巻シフトノブ
  • ステアリングヒーター
  • USB Type-C電源ソケット〔PD対応、インパネ2個〕
  • センターコンソール
  • 後席パーソナルテーブル
  • プレミアムUV&IRカットガラス
  • IRカット機能付フロントガラス
  • 6スピーカー

HYBRID MXの主な仕様

  • フットパーキングブレーキ
  • ハロゲンヘッドランプ
  • 16インチスチールホイール+フルホイールキャップ
  • ウレタンステアリングホイール
  • ウレタンシフトノブ
  • 上記MZ専用装備の多くは非装備

出典:スズキ株式会社「クロスビー 主要装備・主要諸元

MZがおすすめな人

HYBRID MZ

「快適装備を重視し、長く乗りたい人」

電動パーキングブレーキ、ブレーキホールド、ACC停止保持機能、LEDヘッドランプ、アルミホイール、ステアリングヒーター、PD対応USB Type-Cなど、快適・上級装備を重視する人に向いています。車両本体価格はMXより高くなりますが、これらの装備差を踏まえて検討することをおすすめします。

MXがおすすめな人

HYBRID MX

「予算を抑えながら新型パワートレインと主要な安全装備を得たい人」

エンジン、CVT、主要な予防安全装備はMZと共通ですが、パーキングブレーキ、ACCの停止保持機能、灯火類、ホイール、快適装備などに違いがあります。電動パーキングブレーキや一部の快適・外装装備を省くことで、車両本体価格を抑えています。

新型クロスビーのメリット

  • コンパクトボディに広い室内空間:全長3,760mmのコンパクトなボディながら、室内長2,165mm、室内幅1,405mm、室内高1,280mmを確保しています。後席は左右独立でスライド・リクライニングでき、乗員数や荷物に合わせて調整できます。
  • 燃費向上で燃料費を抑えやすく:カタログ燃費(WLTCモード)は旧型2WDの18.2km/Lから新型2WDの22.8km/Lへ向上しています。燃料は新型・旧型ともにレギュラーガソリン仕様です。
  • 最新の安全・快適装備:「デュアルセンサーブレーキサポートII」やブラインドスポットモニターなど、旧型にはなかった予防安全機能が標準装備されています。HYBRID MZでは電動パーキングブレーキとACC停止保持機能も利用できます。
  • 個性的なデザイン:丸目ライトとSUVスタイルを組み合わせた独自のデザインは、新型でもさらに磨かれています。

購入前に確認したいデメリット

  • エンジン性能は旧型より低い:新型は旧型ターボよりエンジンの最高出力と最大トルクが低く、トランスミッションも6速ATからCVTに変更されています。このため、高速道路の合流や追い越し時の加速感は旧型と異なる可能性があります。数値だけでなく、実際の走行感覚を試乗で確認することをおすすめします。
  • 総支払額について:HYBRID MZ 4WDの車両本体価格は2,500,300円です。ナビ、全方位モニター、ボディカラー、販売店装着オプション、税金、登録諸費用などを加えると、総支払額は車両本体価格を大きく上回る場合があります。
  • 電動パーキングブレーキはMZのみ:電動パーキングブレーキとブレーキホールドはHYBRID MZにのみ装備されます。ACCの停止保持機能も同様にMZのみです。MXを選ぶ場合はこの点を事前に確認してください。

実際のオーナーが何に満足し、何に不満を感じているのかは、クロスビーは後悔する?欠点と中古相場を検証でオーナーレビュー375件をもとに分析しています。中古も視野に入れる場合の年式別相場もあわせて確認できます。

新型と旧型の違い

比較項目新型(2025年10月〜)旧型(〜2025年9月)
エンジンZ12E型 1.2L自然吸気+マイルドハイブリッドK10C型 1.0L直噴ターボ+マイルドハイブリッド
変速機CVT6速AT
最高出力59kW〈80PS〉/ 5,700rpm73kW〈99PS〉/ 5,500rpm
最大トルク108N・m / 4,500rpm150N・m / 1,700〜4,000rpm
WLTC燃費(2WD)22.8km/L18.2km/L
WLTC燃費(4WD)21.0km/L
パーキングブレーキMZ:電動〔ブレーキホールド付〕、MX:フット式フット式
ACC全車速追従機能付き(MZのみ停止保持機能付き)年式・グレードにより異なる
安全装備デュアルセンサーブレーキサポートII等、最新世代を採用年式・グレードにより異なる
向いている人燃費・安全快適装備を重視する人ターボと6速ATの走行感を重視する人

出典:スズキ株式会社「クロスビー 主要諸元

ライズ・ハスラーとの違い

クロスビーを検討する際、よく比較対象になるのが「トヨタ ライズ」と「スズキ ハスラー」です。それぞれとの違いを整理します。

vs トヨタ ライズ

ライズ
  • クロスビーの特徴:後席の左右独立スライド・リクライニング、個性的な内外装、室内高の余裕。
  • ライズの特徴:SUVらしい荷室形状と床下収納、複数のパワートレイン設定(ガソリン、e-SMARTハイブリッド)。
  • 選び方:室内の使い方、走行感覚、価格、荷室の広さを実車で比較すると選びやすくなります。

写真出典:トヨタ自動車

vs スズキ ハスラー

ハスラー
  • クロスビーの特徴:普通乗用車の5人乗り、全幅や排気量に余裕がある、高速道路でも安定した走行が可能。
  • ハスラーの特徴:軽自動車の4人乗り、軽自動車税の税負担が低い、車体が小さく街中での取り回しに有利。
  • 選び方:高速道路をよく使う、4人乗車で荷物も積みたい場合はクロスビーが有力な選択肢です。街乗りメインで1〜2人乗車が多い場合はハスラーも有力な選択肢です。

写真出典:スズキ株式会社

オーナーレビューに見る新型クロスビーの実感

新旧の選択で迷ったら、実際のオーナーの声も参考になります。carview!(カービュー)のクロスビーユーザーレビューには370件を超える評価が寄せられており、総合評価は5点満点中4点台と高い水準。デザインへの愛着、小回りが利いて狭い駐車場でも扱いやすいサイズ感、見た目以上の積載性が繰り返し評価されています(参考:carview! クロスビー ユーザーレビュー)。

一方、従来型については路面からの突き上げ感や長距離での後席の疲れを指摘する声があり、2025年式の新型では突き上げがマイルドになったという改善報告も見られます。乗り心地を重視する方は、新型の試乗でこの違いを確かめてみてください。

新型と旧型のどちらを選ぶべき?

新型と旧型の選択は、何を重視するかによって変わります。

  • 新型を選ぶべき人:燃費、最新の安全・快適装備(特にMZの電動パーキングブレーキやACC停止保持機能)を重視する人。
  • 旧型中古車も検討できる人:1.0Lターボと6速ATの走行感覚を重視する人。新型より出力・トルクが高く、スポーティな走りを好む場合は旧型中古車も比較対象になります。

最終的には、新型・旧型ともに試乗して、実際の走行感覚と装備の差を確かめることをおすすめします。

よくある質問(FAQ)

よくある質問

Q. 新型クロスビーはいつ発売されましたか?

A. 2025年10月2日に発売されました。

Q. 新型クロスビーはターボですか?

A. いいえ。旧型の1.0L直噴ターボから、Z12E型 1.2L自然吸気エンジン+マイルドハイブリッドへ変更されています。

Q. 電動パーキングブレーキは全車標準ですか?

A. いいえ。電動パーキングブレーキとブレーキホールドはHYBRID MZに装備され、HYBRID MXはフット式パーキングブレーキです。

Q. ACCは両グレードに付いていますか?

A. はい。全車速追従機能付きACCは両グレードに標準装備されます。ただし、停止保持機能が付くのはHYBRID MZだけです。

Q. MZとMXの価格差はいくらですか?

A. 車両本体価格では、2WDで178,200円、4WDで167,200円の差があります(MZが高い)。

Q. 新型と旧型のどちらがおすすめですか?

A. 燃費、安全・快適装備を重視するなら新型、1.0Lターボと6速ATの走行感を重視するなら旧型中古車も候補です。実際に試乗して比較することをおすすめします。

まとめ

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写真出典:スズキ株式会社

新型クロスビーは、1.0Lターボ+6速ATから1.2L自然吸気+CVTへ変更され、燃費性能や安全・快適装備が大きく強化されました。一方、旧型ターボより最高出力と最大トルクが低いため、加速感やCVTの走行フィールは購入前に確認したいポイントです。

燃費や最新装備を重視するなら新型、ターボと6速ATの走行感を重視するなら旧型中古車も比較対象になります。

また、電動パーキングブレーキやACCの停止保持機能を求める場合はHYBRID MZを選ぶ必要があります。価格を抑えながら主要な安全装備と新型パワートレインを得たい場合はHYBRID MXが候補です。

  • 燃費と最新安全装備を重視するなら新型クロスビー
  • 電動パーキングブレーキとACC停止保持機能が必要ならHYBRID MZ
  • 予算を抑えて新型パワートレインを得たいならHYBRID MX
  • ターボ+6速ATの走行感を重視するなら旧型中古車も選択肢

最終判断では、MZとMXの装備差を確認したうえで、旧型を含めて試乗比較することをおすすめします。

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