
メルセデス・ベンツGLBは、輸入SUVとしては比較的コンパクトな車体に3列7人乗りを組み合わせた車種です。「サイズは日本の道路に合う?」「GLB 180とGLB 200 dはどう違う?」「7人乗りの実用性はどれくらい?」――こうした疑問に、本記事では順番に答えていきます。
本記事では、通常モデルのGLB 180 Urban StarsとGLB 200 d 4MATIC Urban Starsを比較します。Mercedes-AMG GLB 35 4MATICは価格・性能・購入目的が異なるため、主要比較から除外しています。メーカー希望小売価格は2026年6月29日時点、その他の情報は2026年7月時点で日本向けに販売されているMP202602のUrban Starsを基準とします。価格や装備はモデル識別コードや改定時期によって変更される場合があります。
結論を先にまとめると、GLB 180 Urban Stars(6,870,000円・前輪駆動・ガソリン+48Vマイルドハイブリッド)とGLB 200 d 4MATIC Urban Stars(7,390,000円・四輪駆動・ディーゼル)の2026年6月29日時点の価格差は52万円です。街中の日常使いや初期費用を重視するなら180、長距離・多人数乗車・降雪路での使用を重視するなら200 dが候補になります。
この記事のポイント
- 現行GLB Urban Starsは全長4,660mm×全幅1,845mm×全高1,700mmの3列7人乗りSUV
- GLB 180 Urban Stars(687万円・FF・ガソリン+48Vマイルドハイブリッド)とGLB 200 d 4MATIC Urban Stars(739万円・4WD・ディーゼル)の価格差は52万円
- 全幅1,845mm・全高1,700mmのため、全幅1,850mmや全高1,550mm前後を上限とする機械式駐車場には入庫できない場合がある
- 荷室容量はVDA方式で130〜1,680L。3列目使用時は130Lと限られ、7人分の大型荷物には不向き
- 街乗り中心ならGLB 180、長距離・多人数乗車・降雪路での使用が多いならGLB 200 dが候補
GLB Urban Starsのボディサイズ

2026年7月時点の現行GLB Urban Stars(MP202602)の基本ボディサイズは以下のとおりです。
- 全長:4,660mm
- 全幅:1,845mm
- 全高:1,700mm
- 最小回転半径:5.5m
全長は4.66m、全幅は1.845mに収まります。大型SUVほどの全幅ではありませんが、機械式駐車場には全幅1,850mm前後を上限とする設備もあり、GLBの全幅1,845mmは余裕が小さい場合があります。パレット幅やドアミラー格納時の実幅は、利用予定の駐車場ごとに事前の確認が必要です。
輸入3列SUVとしては比較的扱いやすいサイズですが、全幅は1,845mmあるため、狭い住宅街や古い立体駐車場では注意が必要です。
駐車場の制限について
全高は1,700mmあるため、全高1,550mm程度を上限とする一般的な機械式駐車場には入りません。ハイルーフ対応の設備であっても、全高だけでなく、ドアミラーを含む実幅、タイヤ外幅、車両重量、最低地上高、パレット幅、全高制限など施設ごとに異なる制限があるため、寸法上の数値が収まっていても実際に利用できるとは限りません。利用予定の駐車場の規格を事前に確認してください。
GLA・GLCとの違い
GLBは、メルセデス・ベンツの国内SUVラインアップの中で、比較的コンパクトな車体に3列7人乗りを組み合わせている点が特徴です。GLAは5人乗り、GLCも国内仕様は基本的に5人乗りとなっており、3列シートを選べる点がGLBならではの特徴となっています。価格や寸法はモデルチェンジや改定によって変わるため、最新情報は各公式モデルページでご確認ください。
ミニバンとは乗降性や室内高が異なるため、使い方を比較して選ぶ必要があります。3列シートSUVを探している家族にとっては、GLBは有力な選択肢です。
現行GLB Urban Starsの価格・主要スペック比較

以下は2026年6月29日時点のMP202602を基準としたメーカー希望小売価格です。付属品、オプション、税金、保険料、登録諸費用、リサイクル料金などは含まれません。販売価格は正規販売店によって異なる場合があります。
| 比較項目 | GLB 180 Urban Stars | GLB 200 d 4MATIC Urban Stars |
|---|---|---|
| メーカー希望小売価格 | 6,870,000円 | 7,390,000円 |
| 価格差 | 基準 | +520,000円 |
| 駆動方式 | 前輪駆動(FF) | 四輪駆動(4MATIC) |
| トランスミッション | 電子制御7速AT | 電子制御8速AT |
| エンジン | 1,331cc 直列4気筒ガソリンターボ | 1,949cc 直列4気筒ディーゼルターボ |
| 電動化 | 48Vマイルドハイブリッド | なし |
| 最高出力 | 136PS | 150PS |
| 最大トルク | 230N・m | 320N・m |
| WLTCモード燃費 | 14.2km/L | 15.7km/L |
| 使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン | 軽油 |
| 燃料タンク容量 | 52L | 60L |
| 車両重量 | 1,670kg | 1,820kg |
| 乗車定員 | 7名 | 7名 |
| 最小回転半径 | 5.5m | 5.5m |
| 全長×全幅×全高 | 4,660×1,845×1,700mm | 4,660×1,845×1,700mm |
| 最低地上高 | 200mm | 200mm |
| 荷室容量(VDA方式) | 130~1,680L | 130~1,680L |
※燃費値はメルセデス・ベンツ日本『GLB Data Information MP202602』に基づきます。
GLB 180 Urban Stars:ガソリン+48Vマイルドハイブリッド
現行のGLB 180 Urban Starsは、1.3L(1,331cc)直列4気筒ガソリンターボエンジンに48Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせています。48Vシステムには定格出力8kW、最大トルク58N・mの電動モーターが組み合わされ、発進や加速時にエンジンを補助します。ただし、一般的なストロングハイブリッドのように、モーターだけで長距離を走行する仕組みではありません。
WLTCモード燃費は14.2km/L、使用燃料は無鉛プレミアムガソリンです。
GLB 180が向いている人
- 街中や近距離の移動が中心
- 四輪駆動を必要とする場面が少ない
- 初期費用を抑えたい
- ガソリンエンジンとマイルドハイブリッドの滑らかな発進を重視する
- 短距離走行が多く、ディーゼル特有の使用条件(暖機や後処理システムの再生など)を過度に気にせず使いたい
GLB 200 d 4MATIC Urban Stars:ディーゼル+四輪駆動
GLB 200 d 4MATIC Urban Starsは、2.0L(1,949cc)直列4気筒ディーゼルターボと、四輪駆動システム「4MATIC」を搭載しています。最大トルク320N・mにより、多人数乗車時や高速道路の合流、登坂時にも加速の余裕を得やすいのが特徴です。GLB 200 dは、GLB 180よりWLTCモード燃費が良く、燃料に軽油を使用します。ただし、車両価格は52万円高いため、燃料費だけで価格差を回収できるかどうかは、年間走行距離、実燃費、燃料単価、保有年数によって変わります。
GLB 200 dが向いている人
- 高速道路や長距離移動が多い
- 多人数乗車や荷物を積んで走る機会が多い
- 降雪地域や滑りやすい路面を走行する機会がある
- 低回転からのトルクや燃料費を重視する
4MATICは発進時や滑りやすい路面で駆動力を確保しやすい点がメリットですが、制動距離を短くする装備ではありません。降雪路では、適切なスタッドレスタイヤの装着、速度調整、十分な車間距離が必要です。
3列目の実用性

3列目は身長約169cm以下の乗員を想定
3列目は身長約169cm以下の乗員を想定していますが、快適性は体格、2列目シートの位置、乗車時間によって異なります。購入前に、実際に乗車する人が販売店で乗降性、膝まわり、頭上空間、着座姿勢を確認することが重要です。
スクエアな車体を生かした室内空間を備えており、全体的な居住性は同クラスの輸入SUVの中で確保されている方です。ただし3列目の快適性は個人差が大きいため、必ず販売店で試乗・確認してから判断してください。
チャイルドシートについて
チャイルドシートは、車両側の対応座席と製品ごとの適合情報を確認して使用する必要があります。ISOFIX固定金具の位置や3列目への装着可否については、車両の取扱説明書とチャイルドシートメーカーの適合表を必ず確認してください。
荷室容量

メルセデス・ベンツ日本のMP202602公式資料では、荷室容量はVDA方式で130~1,680Lとされています。最小値は3列目を使用する状態、最大値は後席を格納して荷室を最大限に広げた状態の目安です。実際に使える容量や荷室形状は、2列目シートの前後位置、背もたれ角度、搭載装備などによって変わります。
3列目を使用した7人乗車時は荷室容量が限られるため、7人分の大型荷物を同時に積む用途には向きません。旅行やアウトドアで7人乗車する場合は、荷物量を抑える、乗車人数を調整する、対応するルーフボックスを検討するなどの対策が必要です。ルーフボックスを使用する場合は、車両・ルーフレールとの適合、積載可能重量を事前に確認してください。
GLB 180とGLB 200 d、どちらを選ぶか
年間走行距離だけで損得が決まるわけではありません。車両価格差、実燃費、燃料価格、保有年数、整備費、売却価格まで含めて比較する必要があります。
GLB 180 Urban Starsに向いている使い方
- 街中や近距離の移動が中心
- 四輪駆動を必要とする場面が少ない
- 初期費用を抑えたい
- ガソリンエンジンとマイルドハイブリッドの滑らかさを重視する
GLB 200 d 4MATIC Urban Starsに向いている使い方
- 高速道路や長距離移動が多い
- 多人数乗車や荷物を積んで走る機会が多い
- 降雪地域や滑りやすい路面を走る
- 低回転からのトルクや燃料費を重視する
日常の買い物や子どもの送迎が中心で、四輪駆動を必要としない環境なら、52万円安いGLB 180は検討しやすい選択肢です。家族で使いやすいSUVを探している場合、日常からレジャーまで幅広く使える一台として両グレードともに候補になります。
GLB 180と200 d、どちらが売却しやすい?
一般にディーゼル4WDは長距離利用や降雪地域からの需要を見込めますが、売却価格は年式、走行距離、ボディカラー、オプション、車両状態、市場在庫によって変動します。特定グレードが必ず高く売れるとは限らないため、購入時点の価格差だけでなく、複数の買取査定を比較することが重要です。
まとめ
2026年7月時点のGLB Urban Starsは、全長4,660mm×全幅1,845mm×全高1,700mmの車体に3列7人乗りを組み合わせたSUVです。GLB 180は前輪駆動のガソリン・マイルドハイブリッド、GLB 200 dは低回転から力強いディーゼルと4MATICを採用しています。
初期費用や街中での使いやすさを重視するならGLB 180 Urban Stars(6,870,000円)、長距離移動、多人数乗車、降雪路での使用機会が多いならGLB 200 d 4MATIC Urban Stars(7,390,000円)が有力です。ただし、3列目の広さや乗り心地には個人差があるため、購入前には普段乗る家族全員で実車を確認してください。
- 現行サイズ(MP202602):全長4,660mm × 全幅1,845mm × 全高1,700mm
- 乗車定員:GLB 180・GLB 200 dともに7名
- 荷室容量(VDA方式):130~1,680L
- 輸入3列SUVとしては比較的扱いやすいが、全幅と全高の駐車場制限は施設ごとに異なるため要確認
- 3列目は身長約169cm以下の乗員を想定。快適性には個人差があるため実車確認が必要
- GLB 180:前輪駆動のガソリン+48Vマイルドハイブリッド(WLTCモード14.2km/L)
- GLB 200 d:4MATIC+ディーゼルで最大トルク320N・m(WLTCモード15.7km/L)
- 価格差は2026年6月29日時点で52万円(GLB 200 d側が高い)
- 最終判断では実車の3列目、駐車環境、年間走行距離、燃料費を確認する
参考情報
- メルセデス・ベンツ日本「GLB」公式モデルページ
- メルセデス・ベンツ日本「プライスリスト」
- メルセデス・ベンツ日本「GLB Data Information」(MP202602、正規販売店ヤナセ掲載PDF)
- メルセデス・ベンツ日本「GLB Urban Stars」関連情報
本記事の価格・仕様は2026年7月時点の日本仕様を基準としています(メーカー希望小売価格は2026年6月29日時点)。メーカー希望小売価格や装備内容は予告なく変更される場合があります。最新情報はメルセデス・ベンツ日本または正規販売店でご確認ください。