
「いつかはレクサスLSに乗りたいけれど、グレードが多すぎてどれを選べばいいかわからない」
「高い買い物だからこそ、リセールバリューや装備の違いで後悔したくない」
レクサスのフラッグシップセダンであるLSは、グレードによって「ドライバーズカー」としての性格が強いモデルと、「ショーファーカー(後席重視)」としての性格が強いモデルにはっきりと分かれます。この選択を間違えると、せっかくの最高級車でも満足度が半減してしまうことさえあります。
この記事では、レクサスLSの現行モデル(50系)の主要グレードを比較し、それぞれの特徴や向いている使い方を解説します。中古車市場で評価されやすいとされる仕様についても、一般的な傾向として解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事のポイント
- 「F SPORT」と「version L」の外観・乗り心地の決定的な違い
- ガソリン(LS500)とハイブリッド(LS500h)のコストと走行感の比較
- ボディカラーやオプションを選ぶ際の注意点
- 目的別・タイプ別に厳選したおすすめグレード3選
レクサスLSのグレード構成と基本知識

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レクサスLSのグレード選びで最初に理解すべきなのは、その「序列」ではなく「キャラクターの違い」です。単に価格が高い方が良いというわけではなく、用途に合わせた選択が求められます。
主なグレード構成と特徴
現行LSは主に以下のグレードで構成されています。まずはそれぞれの位置づけを把握しましょう。
- EXECUTIVE
- 特徴: 後席の電動調整機能やリラクゼーション機能、リヤシートエンターテインメントシステムなど、後席の快適性を重視した装備を充実させた最上級グレード。
- おすすめ層: 専属ドライバーが運転し、オーナーが主に後席へ乗る使い方(ショーファードリブン)を想定する方。
- version L
- 特徴: セミアニリン本革シートや19インチノイズリダクションアルミホイールなどを採用し、前後席の快適性と上質感をバランスよく高めたグレード。EXECUTIVEほど後席専用装備に特化せず、オーナードライバーにも選びやすい。
- おすすめ層: 高級車らしいしっとりとした乗り心地を求める方、後席に人を乗せる機会がある方。
- F SPORT
- 特徴: F SPORT専用のスピンドルグリル、20インチアルミホイール、本革/ウルトラスエードのスポーツシート、ディンプル本革ステアリング、専用12.3インチTFT液晶式メーターなどを採用するスポーティ仕様。
- おすすめ層: 自分でステアリングを握るドライバーズカーとして楽しみたい方。
- I package
- 特徴: エントリーグレードながら、本革シート、前席シートヒーター&ベンチレーション、後席シートヒーター、Lexus Safety System +など、LSに求められる主要装備を備える。
- おすすめ層: 購入価格を抑えながらLSの基本性能を求める方、社用車として導入する方。
ガソリン(LS500)とハイブリッド(LS500h)の違い
グレード選びと同時に悩ましいのがパワートレインの選択です。
| 比較項目 | LS500(ガソリン) | LS500h(ハイブリッド) |
| エンジン | 3.5L V6ツインターボ | 3.5L V6 + マルチステージハイブリッド |
| 走行フィール | アクセル操作に対する反応が直接的で、ツインターボらしい力強い加速を得やすい。 | 発進時を中心にモーター走行の滑らかさと静粛性を感じやすい。 モーターアシストによるスムーズな発進。 |
| 燃費(WLTCモード) | 9.5~10.1km/L | 12.5~13.6km/L |
| 価格 | ハイブリッドより割安 | ガソリン車より146万円高(同グレード・同駆動方式比較) |
| 向いている人 | 高速道路での移動が多い方 走りの楽しさを優先する方 | 市街地走行が多い方 静粛性と環境性能を重視する方 |
※燃費はグレードや駆動方式によって異なります。上記は現行モデルの代表的な公式値(WLTCモード)です。実燃費は道路状況、気温、エアコン使用、運転方法などによって変化します。
性格が異なる2グレード「F SPORT」vs「version L」徹底比較


オーナードライバー向けのグレードを検討するとき、レクサスLSのグレード比較で候補になりやすいのが「F SPORT」と「version L」です。両者は外観だけでなく、乗り味も明確に異なります。
外観・内装・装備の違い
- エクステリア(外観)
- F SPORT: メッシュタイプの専用スピンドルグリルやサイドグリルを採用し、アグレッシブな印象。ホイールも専用のダークカラー塗装などで引き締まっています。
- version L: F SPORTの専用メッシュパターンに対し、version Lは落ち着きと上質感を重視した標準系のスピンドルグリルを採用する。F SPORTよりも落ち着きと重厚感を感じさせる外観にまとめられている。
- インテリア(内装)
- F SPORT: ホールド性の高い専用スポーツシート(本革/ウルトラスエード)、アルミ製ペダル、専用12.3インチTFT液晶式メーターなどを採用。コックピットのような包まれ感があります。
- version L: 柔らかなセミアニリン本革シート、木目調パネルの選択肢が豊富。リビングのような居心地の良さを追求しています。
乗り心地と走行性能の差
- 足回りのセッティング
- F SPORT: 20インチタイヤ&ホイールや専用装備によって、version Lよりもスポーティな操縦感覚を重視した仕様です。ただし、乗り心地の感じ方はタイヤ、路面状況、駆動方式などによって異なります。
- version L: 19インチノイズリダクションアルミホイールを採用し、F SPORTよりも静粛性や乗り心地を重視した選択肢です。
目的別・タイプ別のおすすめグレード診断
これまでの特徴を踏まえ、あなたの目的や重視するポイントに合わせた「正解」のグレードを提案します。
| 重視するポイント | おすすめ候補 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 後席の快適性 | EXECUTIVE | 後席電動調整機能やリヤシートエンターテインメントなどを充実 |
| 前後席の快適性と上質感 | version L | セミアニリン本革や19インチノイズリダクションホイールを採用 |
| スポーティな外観と運転感覚 | F SPORT | 20インチホイール、専用シート、専用ステアリングなどを採用 |
| 購入価格と基本装備のバランス | I package | 本革シートや主要安全装備を備えたエントリー仕様 |
| 滑らかさと燃費性能 | LS500h | WLTCモード12.5~13.6km/L |
| 力強い加速と価格差 | LS500 | V6ツインターボ、LS500hより同一グレードで146万円安い |
1. 【走りとスポーティなデザイン重視】LS500 F SPORT

自分で運転する楽しさや、標準仕様とは異なるスポーティな外観を重視する方に向いています。
- 理由: V6ツインターボの力強い加速とスポーティな内外装を組み合わせた、オーナードライバー向けの仕様です。中古車市場ではLS500 F SPORTが注目される場合もありますが、将来の査定額は年式、走行距離、車両状態、ボディカラー、装備、市場環境によって大きく変わります。
2. 【快適性・バランス重視】LS500h version L

「高級車ならではの静かさと快適さを味わいたい」「家族やゲストを乗せることがある」という方の比較候補になります。
- 理由: ハイブリッドの滑らかな発進特性と、version Lの快適性重視の装備を組み合わせた仕様です。前席で自ら運転する使い方と、家族やゲストを後席へ乗せる使い方の両方に対応しやすいグレードです。本格的に後席の快適装備を優先する場合はEXECUTIVEも比較候補になります。
3. 【価格と基本装備のバランス重視】LS500 I package

LS500 I packageは、LS500のラインアップで最も価格を抑えたグレードです。
- 理由: 本革シートや主要な快適装備、安全装備を備える一方、version LやEXECUTIVEに用意される上級シート表皮や後席重視装備とは差があります。初期費用を抑えながらLSの基本性能を求める方や、社用車として導入する方の比較候補になります。
オーナーレビューに見るレクサスLSの実像
リセールの話の前に、オーナーの評価傾向も見ておきましょう。carview!(カービュー)のレクサスLSユーザーレビューには370件を超える評価が蓄積されており、静粛性と乗り心地の項目評価が特に高く、フラッグシップらしい満足の声が中心です。ただし総合評価は5点満点中3点台後半と、高級車ゆえに評価が分かれる面もあります(参考:carview! レクサスLS ユーザーレビュー)。
低めの評価の中心は、燃費、ボディサイズによる駐車の苦労、そして年式の新しい個体の値落ちへの不満です。グレード選びとあわせて、本記事で解説するリセールと維持面の注意点を織り込んで検討してください。
買う前に知っておきたいリセールと注意点
高級車であるLSは、新車価格からの値落ち額も大きくなりがちです。ボディカラーやオプション選びのポイントを整理します。
ボディカラーとオプションを選ぶ際の注意点
中古車の査定額は、年式、走行距離、修復歴、車両状態、グレード、ボディカラー、装備、地域や時期ごとの需要など、多くの要素によって決まります。特定の色や装備だけで高額査定が保証されるわけではありません。
- ボディカラー: 現行LSで選択できる主なカラーは、銀影ラスター〈1L3〉、ソニックイリジウム〈1L2〉、ソニックチタニウム〈1J7〉、マンガンラスター〈1K2〉、グラファイトブラックガラスフレーク〈223〉、ソニックアゲート〈3U3〉、ディープブルーマイカ〈8X5〉、ホワイトノーヴァガラスフレーク〈083〉などです。選択できるカラーはグレードによって異なります。
- 内装色: ブラックは汚れが目立ちにくく選びやすい一方、F SPORTではフレアレッドなどスポーティな内装色も選択できます。内装色は査定だけでなく、日常の使いやすさや好みを優先して選ぶことが重要です。
- ムーンルーフ: ムーンルーフは開放感を得られるメーカーオプションですが、必要性は使い方や好みによって異なります。後付けが難しい装備であるため、購入時に必要かどうかを検討しましょう。装着による査定額への影響は中古車市場の需要や車両条件によって異なり、オプション価格以上の査定差が生じるとは限りません。
まとめ
レクサスLSのグレード選びは、あなたが「誰のために」「どのように」車を使うかによって正解が変わります。
- スポーティな外観と力強い走りを重視するなら: LS500 F SPORT
- 自ら運転する快適性と後席の上質さを両立したいなら: LS500h version L
- 後席の快適性を最優先するなら: LS500h/LS500 EXECUTIVE
- 購入価格を抑えつつLSの主要装備を求めるなら: LS500 I package
単なるスペック比較だけでなく、「愛車と過ごす時間」をイメージして選ぶことで、最高の満足度を得られるはずです。ぜひ一度ディーラーで試乗し、その違いを体感してみてください。
本記事の価格、グレード、装備、燃費情報は、2026年6月時点のレクサス日本公式サイトを基にしています。車両の仕様、価格、オプション設定は変更される場合があるため、購入時はレクサス販売店または公式サイトで最新情報をご確認ください。
参考出典:LEXUS公式「LS 主要諸元・主要装備」
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