
CX-60の購入を検討しているけれど、13ものグレードがあってどれを選べば良いか迷っていませんか?価格帯も327万円から646万円と幅広く、ガソリン・ディーゼル・ハイブリッド・PHEVと4つのパワートレインがあって、CX-60のグレード比較は本当に複雑ですよね。
「家族4人で使うのに最適なのはどれ?」「年収600万円台でも無理なく買えるグレードは?」「燃費と装備のバランスが良いのはどれ?」といった疑問をお持ちの方も多いはずです。
実は、CX-60のグレード比較は3つの判断基準を押さえることで、あなたの家族に最適な1台が自然と見えてきます。本記事では、全13グレードの価格・装備・燃費を徹底比較し、年収別おすすめグレードベスト3と失敗しない選択基準を具体的にご紹介します。購入後に「もっと上のグレードにすれば良かった」と後悔しないためにも、ぜひ最後までご覧ください。
この記事のポイント!
- CX-60全13グレードの価格・装備・燃費の違い
- 年収600万円台向けおすすめベスト3の詳細比較
- 安全装備・経済性・快適性の選択基準と評価方法
- グレード別月々支払いと長期保有コストの実際
- 失敗しないCX-60グレード選びの3つの判断軸
CX-60グレードの基本情報と最新動向

マツダCX-60は2025年現在、4つの異なるパワートレインに合計13のグレードを展開する、同社のフラッグシップSUVです。価格帯は327万円から646万円と幅広く、ファミリー層から上級志向のユーザーまで幅広いニーズに対応しています。ここでは最新のグレード体系と動向を詳しく解説していきます。
- CX-60グレード体系とは?2025年最新ラインナップ全13種類
- CX-60グレードの価格帯はいくら?327万円〜646万円の内訳
- CX-60グレード別パワートレイン 4種類の特徴と違い
- CX-60グレード別装備内容の詳細比較表
- CX-60グレード選びの最新動向とトレンド
- CX-60グレード別リセールバリューと将来価値
CX-60グレード体系とは?2025年最新ラインナップ全13種類
- 25S系(ガソリン): 3グレード展開で価格重視のエントリーライン
- XD系(ディーゼル): 3グレード展開で燃費と走行性能のバランス型
- XD-HYBRID系(マイルドHV): 4グレード展開で環境性能と上質感を両立
CX-60のグレード体系は、パワートレイン別に明確に分類されています。最もリーズナブルな25S系は2.5Lガソリンエンジンを搭載し、S Package(327万円)、L Package(380万円)、Exclusive Mode(410万円)の3グレードを用意。
中間に位置するXD系は3.3L直列6気筒ディーゼルターボエンジンを搭載し、SP(413万円)、L Package(422万円)、Exclusive Mode(457万円)を展開しています。燃費性能と力強い走りを両立したバランス型として人気を集めています。
最上位のXD-HYBRID系とPHEV系では、マイルドハイブリッドやプラグインハイブリッドシステムを搭載。Exclusive Sports(531万円)、Premium Sports/Modern(567万円)、Trekker(553万円)、そしてPHEV L Package(570万円)、PHEV Premium(646万円)まで幅広く展開されています。
CX-60グレードの価格帯はいくら?327万円〜646万円の内訳
- エントリー価格帯(327-432万円): 25S系とXD系の基本グレード
- ミドル価格帯(433-530万円): XD上級グレードとHV入門グレード
- プレミアム価格帯(531-646万円): ハイブリッド系とPHEV全グレード
価格帯別の詳細な内訳を見ると、最もボリュームゾーンとなるのは400万円台前半から後半にかけてです。この価格帯には、XD L Package(445万円)や25S Exclusive Mode(432万円)など、装備と価格のバランスに優れたグレードが揃っています。
また、2WDと4WDの価格差は約22.5万円で統一されており、住居地域の気候条件や走行環境に応じて選択できます。雪国や山間部にお住まいの方は4WDが安心ですが、都市部中心の使用なら2WDでも十分な性能を発揮します。
CX-60グレード別パワートレイン 4種類の特徴と違い
- 25S(ガソリン): 初期費用最安、メンテナンス簡単、静粛性に優れる
- XD(ディーゼル): 燃料費安い、トルクフル、高速走行が得意
- XD-HYBRID(マイルドHV): 燃費最高、なめらかな加速、環境性能◎

25S(2.5Lガソリンエンジン)の最大の魅力は、レギュラーガソリン仕様による燃料費の安さと、全国どこでも給油できる利便性です。最高出力188PS、最大トルク252N・mと家族4人での使用には十分なパワーを備えています。WLTCモード燃費12.8km/Lも実用的なレベルです。

XD(3.3L直列6気筒ディーゼルターボ)は、最高出力231PS、最大トルク500N・mの力強い性能が特徴。軽油価格の安さもあり、WLTCモード燃費15.3km/Lと経済性に優れます。高速道路での合流や山道での走行で、その真価を発揮します。

XD-HYBRID(マイルドハイブリッド)では、M HYBRID BOOSTシステムにより発進時の力強さが向上。WLTCモード燃費16.8km/Lという優秀な数値を記録し、モーターアシストによる滑らかな加速感が魅力です。

PHEV(プラグインハイブリッド)では17.8kWhの大容量バッテリーにより、EV走行距離は63km(WLTCモード)を実現。日常的な買い物や通勤なら電気のみで完結でき、2.5Lガソリンエンジンとモーターの組み合わせによりシステム最高出力327PSを発生します。
CX-60グレード別装備内容の詳細比較表
グレード分類 | シート | メーター | 安全装備 | 快適装備 | 価格差の価値 |
---|---|---|---|---|---|
S Package/SP | クロスシート | 7インチ | 基本i-ACTIVSENSE | エアコン、基本オーディオ | ★★★☆☆ |
L Package | 本革シート | 12.3インチ | 追加安全機能 | パワーシート、ヒーター | ★★★★☆ |
Exclusive Mode | ナッパレザー | 12.3インチ | 全機能搭載 | BOSE、ベンチレーション | ★★★★★ |
Premium系 | 最高級ナッパ | 12.3インチ | 最新技術 | パノラマルーフ、全装備 | ★★★★☆ |
装備内容の違いは、主にシート素材、メーター、安全装備、快適装備の4つの領域で差別化されています。エントリーグレードでもi-ACTIVSENSEの基本機能は全車標準装備されており、安全性の基本は確保されています。
L Package以上では本革シートと12.3インチフル液晶メーターが標準装備され、高級感が大幅に向上します。さらに右直事故回避アシストやドライバー・モニタリング機能も追加され、安全性もワンランクアップします。
Exclusive系では最高級のナッパレザーシートとBOSEサウンドシステムが装備され、所有する満足感を大きく高めてくれます。Premium系では、パノラマルーフやハンズフリーパワーリフトゲートなど、利便性を向上させる装備が充実します。
CX-60グレード選びの最新動向とトレンド
- 環境意識の高まり: ハイブリッドやPHEVグレードへの関心増加
- 安全性重視: L Package以上の選択率が年々向上
- 経済性と上質感の両立: XD L Packageが最も人気の高いグレード
2025年の市場動向を見ると、環境性能への関心の高まりから、XD-HYBRIDやPHEVグレードへの注目が増しています。特に都市部では、電動化車両への優遇制度もあり、PHEV選択者が増加傾向にあります。
一方で、実用性と経済性を重視する層では、依然としてXDディーゼルエンジンが高い支持を得ています。燃料費の安さと力強い走行性能のバランスが評価され、特にXD L Packageは最も人気の高いグレードとなっています。
安全装備に関しては、子育て世代を中心にL Package以上の選択率が向上しています。追加される安全機能への関心が高く、「子供の安全のためなら」と上級グレードを選択する傾向が顕著に現れています。
CX-60グレード別リセールバリューと将来価値
- ハイブリッド系: 将来的な価値保持が期待、技術的優位性あり
- ディーゼル系: 現在最も高いリセールバリュー、実用性評価高
- ガソリン系: エントリー価格の安さで総合的なコスパに優れる
リセールバリューの観点から見ると、現在最も高い残価率を示しているのはXDディーゼル系のL Package以上のグレードです。燃費性能と装備内容のバランスが中古車市場でも高く評価されています。
将来的には、電動化の進展に伴いXD-HYBRIDやPHEVグレードの価値向上が期待されます。環境規制の強化や燃料費の上昇により、ハイブリッド車両の需要は中長期的に増加すると予想されています。
ただし、購入から5年程度での売却を前提とするなら、現在の市場価値と将来予測を総合的に判断することが重要です。リセールバリューも大切ですが、まずは自分の使用環境に最適なグレードを選ぶことが満足度向上の鍵となります。
CX-60グレードの購入ガイドと比較・評価

実際の購入検討に入る際、最も重要なのは「自分の家族に最適なグレードはどれか」を明確にすることです。ここでは年収600万円台のご家庭を想定し、安全性・経済性・実用性の3つの観点から、おすすめグレードと選択基準を詳しく解説します。
- CX-60グレード おすすめベスト3【年収600万円台向け】
- CX-60グレード比較 安全装備・性能・燃費を徹底評価
- CX-60グレード選びで失敗しない3つの判断基準
- CX-60グレード別特徴と評価傾向
CX-60グレード おすすめベスト3【年収600万円台向け】
- 1位 XD L Package 4WD(445万円): 燃費・装備・安全性の最適バランス
- 2位 25S Exclusive Mode 4WD(432万円): 初期費用を抑えつつ上質感を実現
- 3位 XD-HYBRID Exclusive Sports 4WD(531万円): 環境性能と将来性を重視
【1位】XD L Package 4WD(444万9,500円)

年収600万円台で最もおすすめできるのが、XD L Package 4WDです。ディーゼルエンジンの経済性と充実した装備内容のバランスが秀逸で、購入後の満足度が最も高いグレードといえます。
頭金100万円、5年ローン(金利3.5%)の場合、月々の支払いは約6万7千円。年収650万円なら月収の約15%程度の負担で済み、家計に無理のない範囲での購入が可能です。年間燃料費も約8万円と経済的で、5年間で約15万円の燃料費節約効果があります。
本革シートと12.3インチフル液晶メーターが標準装備され、運転席10wayパワーシートとシートヒーターにより快適性も十分。右直事故回避アシストなどの追加安全機能も搭載され、子供を乗せる際の安心感も抜群です。
【2位】25S Exclusive Mode 4WD(432万3,000円)

初期費用を抑えつつ上質感を求める方には、25S Exclusive Mode 4WDがおすすめです。ガソリンエンジン系の最上位装備でありながら、XD L Packageより約13万円安く設定されています。
ナッパレザーシートとBOSEサウンドシステムが標準装備され、所有する満足感は十分。ガソリンエンジンの静粛性とレギュラー仕様による利便性も大きなメリットです。頭金80万円の5年ローンなら月々約6万5千円の支払いとなります。
メンテナンス費用もディーゼルより安く、全国どこでも給油できる安心感があります。リセールバリューも安定しており、総合的なコストパフォーマンスに優れています。
【3位】XD-HYBRID Exclusive Sports 4WD(530万7,500円)

予算上限に近いものの、将来性を重視される方にはXD-HYBRID Exclusive Sports 4WDをおすすめします。マイルドハイブリッドシステムによる優秀な燃費性能(16.8km/L)と、モーターアシストによる滑らかな加速感が魅力です。
年間燃料費は約7万円と最も経済的で、10年保有なら従来車と比較して約50万円の燃料費節約効果が期待できます。環境意識の高いご家庭や、技術的な先進性を重視される方には最適な選択肢です。
CX-60グレード比較 安全装備・性能・燃費を徹底評価
- 安全装備: L Package以上で追加機能、Premium系で最新技術搭載
- 燃費性能: PHEV>マイルドHV>ディーゼル>ガソリンの順
- 走行性能: ディーゼル系の力強さとハイブリッド系の滑らかさが特徴
安全装備の詳細比較
全グレードでi-ACTIVSENSEが標準装備されており、基本的な安全性能に差はありません。アダプティブクルーズコントロールやブラインドスポットモニタリングなど、現代の車に必要な機能はエントリーグレードでも利用できます。
L Package以上では、右直事故回避アシスト、交差点事故回避アシスト、ドライバー・モニタリング機能が追加されます。これらの機能は交差点での安全性を大幅に向上させ、特に子供の送迎が多い場面で威力を発揮します。
Premium系グレードでは、最新の歩行者・自転車検知システムや夜間歩行者検知機能も搭載。360°ビュー・モニターとハンズフリーパワーリフトゲートにより、駐車場での安全性と利便性も向上します。
性能・燃費の総合評価表
パワートレイン | 最高出力 | 最大トルク | 燃費(km/L) | 年間燃料費 | 総合評価 |
---|---|---|---|---|---|
25S ガソリン | 188PS | 252N・m | 12.8 | 約11万円 | ★★★☆☆ |
XD ディーゼル | 231PS | 500N・m | 15.3 | 約8万円 | ★★★★☆ |
XD-HYBRID | 254PS | 550N・m | 16.8 | 約7万円 | ★★★★★ |
PHEV | 327PS | 500N・m | 18.1 | 約6万円 | ★★★★☆ |
走行性能では、XDディーゼルの500N・mという大トルクが印象的です。高速道路での合流や山道での走行で、その力強さを実感できます。マイルドハイブリッドでは、モーターアシストにより発進時のもたつきが解消され、より洗練された走行フィールを実現しています。
CX-60グレード選びで失敗しない3つの判断基準

- 基準1:安全装備の充実度 - 家族の安心を最優先に考える
- 基準2:燃費性能・ランニングコスト - 長期保有での経済性を重視
- 基準3:快適装備・実用性 - 日常使用での満足度を向上
【基準1】安全装備の充実度で家族を守る

小さなお子様がいるご家庭では、L Package以上の追加安全機能は非常に価値があります。特に右直事故回避アシストは、交差点での右折時に対向車との衝突リスクを大幅に軽減します。
360°ビュー・モニターとシースルービュー機能により、駐車場での死角確認も安心。後退時のスマート・ブレーキ・サポート(後方検知機能)は、子供が急に飛び出してくるような場面でも作動し、事故を未然に防ぎます。
ドライバー・モニタリング機能では、運転者の眠気や脇見を検知して警告。長距離ドライブが多いご家族には、この機能の安心感は計り知れません。安全性への投資は決して無駄にならない、最も重要な判断基準です。
【基準2】燃費性能・ランニングコストで家計に配慮

年間1万5千キロ走行を想定した場合、エンジンタイプによる燃料費の違いは家計に大きな影響を与えます。25Sガソリンでは年間約20万円、XDディーゼルでは約15万円、XD-HYBRIDでは約13万円の燃料費がかかります。
5年間の累計で考えると、ガソリン車とディーゼル車では25万円、マイルドハイブリッドでは35万円の差が生まれます。この差額は、グレード選択時の価格差を相殺できる金額であり、長期保有するほど経済効果が大きくなります。
メンテナンス費用も考慮が必要で、ガソリンエンジンは年間約8万円、ディーゼルは約10万円、ハイブリッド系は約12万円程度を見込んでおきましょう。総合的なランニングコストを比較して、最適なパワートレインを選択することが重要です。
【基準3】快適装備・実用性で家族の満足度アップ

日常的な快適性では、シート素材と機能が大きな差を生みます。クロスシートでも十分ですが、本革シートでは高級感と耐久性が格段に向上。特に小さなお子様がいる場合、本革の方が汚れに強くお手入れも簡単です。
運転席パワーシートとメモリー機能は、夫婦で運転を交代する際に非常に便利。毎回シート調整する手間がなくなり、すぐに最適なドライビングポジションを再現できます。
パワーリフトゲートとハンズフリー機能も実用性が高く、買い物や子供の送迎で荷物が多い場面では真価を発揮。この利便性を一度体験すると、もう手放せなくなる魅力があります。
CX-60グレード別特徴と評価傾向
- XD L Package: ディーゼルエンジンの経済性と上質装備の評価が高い
- 25S Exclusive: ガソリンエンジンの扱いやすさと静粛性が好評
- XD-HYBRID: 環境性能と走行フィールの両立が魅力とされる
XD L Package 4WD の特徴と評価
XD L Packageは、マツダの最新ディーゼル技術により従来のディーゼルエンジンのイメージを大きく変えたグレードです。500N・mの大トルクを活かした力強い加速性能と、改良された静粛性技術により車内の快適性が向上しています。
本革シートと12.3インチフル液晶メーターの組み合わせは、多くのユーザーから高級感があると評価されています。360°ビュー・モニターなどの先進装備も、日常使用での利便性向上に寄与しているとの声が多く聞かれます。
燃費性能は15.3km/Lと優秀で、軽油価格の安さと相まって経済性の高さが評価のポイントとなっています。
25S Exclusive Mode 4WD の特徴と評価
ガソリンエンジンを搭載する25S Exclusiveは、レギュラーガソリン仕様による利便性と静粛性で好評を得ています。188PSの出力は日常使用には十分とされ、扱いやすいエンジン特性が評価されています。
ナッパレザーシートとBOSEサウンドシステムの組み合わせは、上級グレードにふさわしい上質感を演出。シートベンチレーション機能なども含め、快適装備の充実度が高く評価されています。
燃費は12.8km/Lと実用的なレベルで、メンテナンス性の良さと全国での給油利便性が、長期保有ユーザーから支持されています。
CX-60グレード選びに関するまとめ

- 最優先は安全性: 子供の命を守る投資として、L Package以上の安全装備は必須
- 経済性とのバランス: XD L Packageが燃費・装備・価格の最適解
- 初期費用重視なら: 25S Exclusive Modeで上質感と経済性を両立
- 将来性を考慮: XD-HYBRIDで環境性能と技術的先進性を確保
- グレード選びの基本: 安全性・経済性・快適性の3つの判断基準で検討
- 価値観の明確化: 優先順位を決めてから具体的なグレード比較を開始
- 長期保有前提: 5年以上使用するなら燃費性能の経済効果を重視
- 家族構成に応じた選択: 子供の成長や家族のライフスタイル変化を考慮
- 試乗での確認: カタログだけでなく実際の使用感を体験してから決定
- 予算の適正化: 年収に対して無理のない範囲でのグレード選択が重要
- リセールバリュー: 将来の売却も考慮した総合的なコスト判断
- メンテナンス性: 居住地域でのサービス体制と維持費用の確認
- CX-60の基本性能: どのグレードでも家族4人の快適なカーライフは実現可能
- マツダの走行思想: 「人馬一体」の走る歓びを全グレードで体感できる設計