
マツダの新たなフラッグシップSUV「CX-80」がついに登場しました。優雅でタフなデザインに、ミニバンに匹敵する居住性を兼ね備えたこのモデルは、家族との時間も、ドライバーとしての走りも諦めたくない方にとって理想的な選択肢です。
しかし、いざ購入を検討すると、「エンジンの種類が多くて迷う」「グレードごとの装備差がわかりにくい」「6人乗りと7人乗り、どちらがライフスタイルに合うのか?」といった悩みに直面する方も多いのではないでしょうか。特に最新モデルではグレード体系が刷新されており、正しい情報を把握することが重要です。
この記事では、最新の改良モデルに基づいたCX-80のグレード構成、3つのパワートレインの違い、そしてシートアレンジの特徴を徹底比較します。複雑なスペックを整理し、あなたのライフスタイルに最適な一台を見つけるための判断基準を提供します。
この記事のポイント
- 3つのパワートレイン(PHEV・HV・ディーゼル)の特性と選び方
- 「6人乗り」と「7人乗り」のシート配置による使い勝手の比較
- **最新グレード「Drive Edition」**を含む全グレードの装備差とコストパフォーマンス
- ライフスタイル別のおすすめグレードと購入前の注意点
CX-80の全体像と3つのパワートレイン比較
まずはCX-80選びの根幹となる「心臓部」、パワートレインの違いから見ていきましょう。CX-80には性格の異なる3つのパワーユニットが用意されており、走り方や予算によって最適な選択肢が大きく異なります。
3つのエンジンの特徴と選び方
- e-SKYACTIV PHEV:環境性能と圧倒的なパワーを両立した最上級ユニット
- e-SKYACTIV D 3.3:燃費とトルクフルな走りを実現するディーゼルハイブリッド
- SKYACTIV-D 3.3:新グレード体系で魅力が増した、軽快な走りのベーシックディーゼル



CX-80のパワートレインは、単なる松竹梅ではありません。それぞれの特徴を比較表で確認し、ご自身の使い方に照らし合わせてみてください。
| 比較項目 | e-SKYACTIV PHEV | XD-Hybrid (ディーゼルハイブリッド) | XD (ディーゼルターボ) |
|---|---|---|---|
| 特徴 | モーター駆動の静粛性と高出力 | トルクフルで滑らか、燃費も優秀 | コストパフォーマンスとスポーティさ |
| 排気量 | 2.5L ガソリン + モーター | 3.3L 直6ディーゼル + モーター | 3.3L 直6ディーゼル |
| 駆動方式 | 4WD | 4WD | 2WD / 4WD |
| 燃費(WLTC) | 12.9km/L(HV時) EV走行 67km | 19.0〜19.2km/L |
16.8〜18.3km/L
2WD: 18.2〜18.3km/L 4WD: 16.8〜16.9km/L |
| 価格帯 | 高価格帯 | 中〜高価格帯 | エントリー〜中価格帯 |
| おすすめ層 | 街乗り中心で充電環境がある人 | おすすめ 長距離ドライブが多い人 | 初期費用を抑えつつ上質さを求める人 |
選択のポイント:
長距離移動や高速道路の利用が多いなら、燃費とパワーバランスが絶妙な**「e-SKYACTIV D 3.3(ハイブリッド)」が最も満足度が高いでしょう。一方で、日常の買い物や送迎がメインで自宅に充電設備があるなら、PHEVの静粛性は高級車そのものです。
また、最新のXD(ディーゼル単体モデル)**は、以前の廉価版という位置付けから脱却し、黒基調のスポーティな内外装を備えた魅力的な選択肢へと進化しています。
居住性を左右するシートレイアウトの比較
CX-80の最大の魅力であり、同時に最大の悩みどころとなるのが「2列目シート」の形状です。グレードによって選択できるタイプが異なり、車内の動線や使い勝手が劇的に変わります。
3つのシートタイプとメリット・デメリット
- キャプテンシート(コンソール付):最上級の「個」の空間を提供
- キャプテンシート(ウォークスルー):3列目へのアクセスと開放感を両立
- ベンチシート(7人乗り):最大乗車人数とフルフラット化の利便性
それぞれのシートタイプが、どのようなシーンで役立つのか具体的に比較します。
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(コンソール付)
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(ウォークスルー)
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(7人乗り)
| シートタイプ | 乗車定員 | 特徴・メリット | デメリット | おすすめシーン |
| キャプテンシート (コンソール付) | 6人 | 肘掛けと大型コンソールで特等席感がある。空調操作もしやすい。 | 2列目から3列目への移動が不可。積載時のフラット面に隙間ができる。 | 大人の4人乗車がメイン。高級感を最優先したい場合。 |
| キャプテンシート (ウォークスルー) | 6人 | 2列目の中央を通って3列目に移動可能。車内移動が楽。 | コンソールがないため収納が減る。 | チャイルドシート装着時や、3列目を頻繁に使う家族。 |
| ベンチシート (7人乗り) | 7人 | 最大7人乗れる。倒せば隙間のない広大な荷室になる。 | 2列目のホールド感はキャプテンに劣る。 | アウトドアで車中泊をする、または5人家族の場合。 |
選択診断:
小さなお子様がいる家庭で、雨の日などに車内移動をしたいなら**「キャプテンシート(ウォークスルー)」一択です。逆に、ゲストを乗せる機会が多く、後席をVIP席として使いたいなら「キャプテンシート(コンソール付)」が良いでしょう。荷物を満載するキャンプ派には「ベンチシート(7人乗り)」**が実用的です。
グレード別装備比較とおすすめモデル

最新モデルではグレード構成が整理され、特にXD(ディーゼル)系のラインナップが大きく変わりました。「Premium系」「Exclusive系」に加え、新たに登場した「Drive Edition」に注目です。
主要グレードの特徴と装備差
- Premium Sports / Modern:タンカラーやホワイト内装など、素材にこだわった最上級(PHEV/XD-Hybrid/XD)
- Exclusive Sports / Modern:ナッパレザー標準装備。機能と価格のバランスが良い主力グレード(XD-Hybrid等)
- Drive Edition Nappa Leather Pkg:ナッパレザーを備えつつ、黒基調で引き締めた上質モデル(XD)
- Drive Edition:本革シートを標準装備し、スポーティかつ高コスパな新ベーシック(XD)
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写真出典:Mazda Motor Corporation
これらを比較し、コストパフォーマンスの観点から評価します。
| 比較項目 | Premium系 | Exclusive系 | Drive Edition Nappa Leather Pkg | Drive Edition |
| シート素材 | ナッパレザー (キルティング等) | ナッパレザー | ナッパレザー | 本革 (ブラック等) |
| 2列目シート | コンソール付 キャプテンのみ | キャプテン(2種) / ベンチシート | キャプテン(2種) / ベンチシート | ベンチシート / キャプテン(一部) |
| 外装 | 同色クラディング | 同色クラディング | 黒色アクセント | 黒色アクセント |
| 快適装備 | ベンチレーション (前後席) | ベンチレーション (前席) | ベンチレーション (前席) | 設定なし |
| おすすめ度 | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
プロの推奨グレード:
コストパフォーマンスで選ぶなら、新設定の**「XD Drive Edition」が驚異的です。以前のベースグレードとは異なり、本革シートや充実した安全装備が標準となり、価格以上の高級感を味わえます。
装備の充実度と価格のバランスを重視するなら、「Exclusive Sports」や「Drive Edition Nappa Leather Package」**が、ナッパレザーやベンチレーションなどの快適装備が揃っており、満足度が非常に高いでしょう。
ライフスタイル別のおすすめCX-80はこれ!
これまでのパワートレイン、シート、グレードの比較を踏まえ、具体的なユーザー像に合わせた「ベストバイ」を提案します。
重視するポイント別・最適解リスト
- 【最上級の満足感】 Premium Sports (PHEV/XD) × キャプテンシート(コンソール付)
- 【長距離家族旅行】 Exclusive Sports (XD-Hybrid) × キャプテンシート(ウォークスルー)
- 【高コスパ・実用性】 XD Drive Edition × ベンチシート(7人乗り)

ケーススタディ:4人家族(子供2人)でキャンプも行く場合
おすすめは**「XD Drive Edition Nappa Leather Packageのベンチシート(7人乗り)」**です。
普段は2列目をゆったり使い、キャンプ時は2列目・3列目を倒してフラットで広大な荷室を確保できます。汚れに強い黒基調の内装もアウトドアに適しています。

ケーススタディ:夫婦でゴルフや温泉旅行を楽しむ場合
おすすめは**「XD-Hybrid Premium Modernのキャプテンシート(コンソール付)」**です。
上質なホワイトやタンカラーの内装に包まれながら、2列目のゲストも快適に過ごせます。長距離移動の疲労を軽減する運転支援システムと、ハイブリッドの燃費性能が旅の質を高めてくれるでしょう。
まとめ

- パワートレインは長距離派なら「ディーゼルハイブリッド」、街乗り派なら「PHEV」か「素のディーゼル」
- シート選びは「車内移動」の頻度で決める。子育て世代は「キャプテンシート(ウォークスルー)」が便利
- 新グレード**「Drive Edition」は本革標準でコスパ最強。迷ったら「Exclusive系」か「Nappa Leather Pkg」**
- CX-80は「誰を乗せて、どこへ行くか」を想像することで、最適な1台が決まる
CX-80は、マツダが満を持して送り出した3列シートSUVの完成形です。
単に人が多く乗れるだけでなく、乗る人全員が快適で、運転手も走る歓びを感じられる稀有な車です。
今回の比較を参考に、ぜひお近くのディーラーで実車を確認してみてください。特にシートの座り心地や3列目の広さは、実際に座ってみることで納得感が深まるはずです。あなたにぴったりのCX-80が見つかることを願っています。