
マツダCX-80の購入を検討しているものの、XD、XDハイブリッド、PHEVという3つのパワートレインと8つのグレードの組み合わせ、さらに2WDと4WDの選択で迷っていませんか?価格差が最大で318万円もあり、装備や性能の違いも多岐にわたるため、どのグレードが自分のライフスタイルに最適なのか判断に困りますよね。実は、CX-80の選択は5つの基準で整理すれば、あなたの使用目的と予算に最適なグレードが自然と見えてきます。本記事では、マツダCX-80の全グレードを徹底比較し、パワートレイン別の性能差、装備内容の違い、価格とコストパフォーマンス、燃費と維持費、そして長期保有価値まで、具体的な選択基準を詳しく解説します。後悔のない高級SUV選びをするためにも、ぜひ最後までご覧ください。
記事のポイント!
- CX-80の3つのパワートレインと8グレードの詳細比較
- 価格と装備のバランスから導く最適グレード選択法
- 2WD vs 4WD選択における実用性と適性の判断基準
- 競合車種との性能・価格比較と長期保有価値分析
CX-80の基本情報と最新動向
マツダCX-80は、2024年10月に発売されたマツダのフラッグシップSUVです。CX-8の後継車として位置づけられ、後輪駆動ベースの新プラットフォームを採用した3列シートSUVとして、マツダの技術の粋を集めた最上級モデルとなっています。
- CX-80とは?マツダフラッグシップSUVの特徴と位置づけ
- CX-80の発売日と納期の最新情報
- CX-80のボディサイズと3列シート構成の詳細
- CX-80とCX-8・CX-60との違いと進化ポイント
- CX-80が獲得した2024-2025日本カーオブザイヤー評価
- CX-80の競合車種と市場での位置づけ分析
CX-80とは?マツダフラッグシップSUVの特徴と位置づけ

- マツダ初の後輪駆動ベース3列シートSUVとして革新的設計
- CX-8よりも65mm延長された全長4990mmの堂々としたボディ
- 3つのパワートレインと18の豊富なバリエーション展開
CX-80は、マツダが展開する「ラージプラットフォーム」を採用した第2弾モデルです。先行する2列シートのCX-60と共通のプラットフォームを使用しながら、3列シート専用設計により実現した室内空間の広さが特徴です。
車両の基本スペックは、全長4,990mm×全幅1,890mm×全高1,710mmという堂々としたサイズで、ホイールベースは3,120mmと国内SUVクラストップレベルの長さを確保しています。この設計により、3列目シートでも身長170cmの大人が快適に座れる居住性を実現しています。
CX-80の発売日と納期の最新情報
- 2024年10月10日正式発売、9月5日からクローズド予約開始
- 現在の納期は約1-1.5ヶ月程度(グレードにより変動)
- 在庫に無い仕様の場合は納期が長くなる場合あり
CX-80は2024年10月10日に正式発表・発売されました。発表に先立ち9月5日からクローズド予約(正式発表前の予約受注)が開始され、発売直後から注目の高さを示しています。
現在の納期は選択するグレードやパワートレインによって異なりますが、全グレードで約1-1.5ヶ月程度となっています。
CX-80のボディサイズと3列シート構成の詳細

- 室内長2,650mm、室内幅1,550mmの広々とした室内空間
- 6人乗りセパレートシートと7人乗りベンチシートの選択可能
- 3列目でも大人が実用的に使える居住性を確保
CX-80の室内寸法は、室内長2,650mm×室内幅1,550mm×室内高1,233mmとなっており、前任のCX-8と同等以上の広さを確保しています。特に注目すべきは室内幅の拡大で、乗員の肩まわりにゆとりが生まれています。
座席構成は、グレードによって6人乗りのセパレートシートと7人乗りのベンチシートが選択できます。6人乗り仕様では2列目にセンターコンソールが設置され、よりプレミアムな空間を提供します。
座席構成 | 特徴 | 適用グレード |
---|---|---|
6人乗り | セパレートシート、センターコンソール付き | L Package以上の上級グレード |
7人乗り | ベンチシート、中央席あり | XD、XD S Package等 |
CX-80とCX-8・CX-60との違いと進化ポイント
- CX-8から後輪駆動ベースへの根本的プラットフォーム変更
- CX-60比で250mm延長、3列シート専用設計による居住性向上
- 乗り心地の大幅改善とプレミアム感の向上を実現
CX-80は前任のCX-8から大きく進化しています。最も重要な変更点は、前輪駆動ベースから後輪駆動ベースのプラットフォームへの変更です。これにより、重量配分の最適化と運動性能の向上を実現しています。
CX-60との比較では、全長で250mm、ホイールベースで250mm延長され、3列シート専用設計による居住性の向上が図られています。また、サスペンション設定もCX-60から変更され、より快適な乗り心地を実現しています。
主要な進化ポイント比較表
項目 | CX-8 | CX-80 | 進化内容 |
---|---|---|---|
プラットフォーム | 前輪駆動ベース | 後輪駆動ベース | 運動性能と重量配分の最適化 |
全長 | 4,925mm | 4,990mm | 65mm延長でより堂々とした存在感 |
エンジン搭載 | 横置き | 縦置き | より高級な設計思想 |
乗り心地 | 標準的 | 大幅改善 | プレミアムSUVにふさわしい質感 |
CX-80が獲得した2024-2025日本カーオブザイヤー評価
- 2024-2025日本カーオブザイヤー「10ベストカー」に選出
- 最終選考会で第2位の高評価を獲得し注目度の高さを証明
- 安全性能でもJNCAP最高評価のファイブスター賞を受賞
CX-80は発売直後から高い評価を受けており、2024-2025日本カーオブザイヤーでは「10ベストカー」に選出され、さらに最終選考会では第2位という高い評価を獲得しました。
また、安全性能面でも2024年JNCAP(自動車アセスメント)においてファイブスター賞を獲得し、総合的な完成度の高さが評価されています。
CX-80の競合車種と市場での位置づけ分析

- 3列シート高級SUV市場でトヨタ ランドクルーザー250/300と競合
- 価格帯では394万円〜712万円で幅広いニーズに対応
- 国産3列シートSUVでは最も長いボディによる差別化
CX-80が競合する3列シート高級SUV市場では、主にトヨタ ランドクルーザー250/300、三菱アウトランダーPHEV、日産エクストレイルなどがライバルとなります。
この中でCX-80は、国内販売される3列シートSUVの中で最も長い全長4,990mmのボディを持ち、プレミアム性と実用性を高次元で両立した独自のポジションを確立しています。
主要競合車との比較
車種 | 全長 | 価格帯 | 特徴 |
---|---|---|---|
CX-80 | 4,990mm | 394万円〜712万円 | 最長ボディ、後輪駆動ベース |
ランクル250 | 4,925mm | 460万円〜554万円 | 本格オフロード性能 |
ランクル300 | 4,950mm | 735万円〜800万円+ | 最高級SUV |
アウトランダーPHEV | 4,710mm | 462万円〜542万円 | PHEV専用 |
CX-80の購入ガイドと比較・評価
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CX-80の基本情報を踏まえて、実際の購入を検討する際に重要となる5つの選択基準について詳しく解説します。パワートレイン、グレード、駆動方式、燃費、装備内容の違いを理解して、最適な仕様を選択しましょう。
- CX-80のパワートレイン別性能・価格比較(XD・XDハイブリッド・PHEV)
- CX-80のグレード別装備内容と価格差の詳細分析
- CX-80の駆動方式選択(2WD vs 4WD)の判断基準
- CX-80の燃費性能と維持費の実際のコスト比較
- CX-80の内装・外装グレード別違いと選択ポイント
- CX-80の購入時注意点とベストバイグレード推奨
- CX-80のリセールバリューと長期保有価値評価
CX-80のパワートレイン別性能・価格比較(XD・XDハイブリッド・PHEV)

- XD(ディーゼル)は最もバランスに優れた実用的選択
- XDハイブリッドは環境性能と走行性能のバランス型
- PHEVは電動化技術と補助金活用による魅力的な選択
CX-80には3つのパワートレインが設定されており、それぞれ異なる特徴と価格設定となっています。
パワートレイン詳細比較表
パワートレイン | エンジン | 最高出力 | 最大トルク | 燃費(WLTCモード) | 価格帯 |
---|---|---|---|---|---|
XD | 3.3L直6ディーゼル | 254PS | 550Nm | 15.8km/L(2WD) | 394万円〜521万円 |
XDハイブリッド | 3.3L直6ディーゼル+モーター | 254PS+システム | 550Nm+α | 16.9km/L(4WDのみ) | 550万円〜597万円 |
PHEV | 2.5L直4ガソリン+モーター | システム327PS | システム500Nm | 11.0km/L、EV走行63km | 634万円〜712万円 |
使用目的別推奨パワートレイン
- 実用性とバランス重視:XD(ディーゼル)- 燃費と実用性の優れたバランス
- 環境性能と走行性能両立:XDハイブリッド - モーター+ディーゼルの洗練されたシステム
- 先進技術と環境意識:PHEV - 補助金により魅力的な導入が可能、最新の電動化技術を体験
CX-80のグレード別装備内容と価格差の詳細分析
- 8つのグレードで装備内容と価格に大きな差が存在
- L Packageが価格と装備のバランスで魅力的な選択
- エクスクルーシブモード系は最高の質感を求める方に最適
CX-80は各パワートレインごとに複数のグレードが設定されており、装備内容と価格に大きな違いがあります。
XD(ディーゼル)グレード比較
グレード | 価格(2WD) | 主要装備 | 適合性 |
---|---|---|---|
XD | 394万円 | 基本装備のみ | エントリーレベル |
XD S Package | 438万円 | 18インチアルミ、安全装備追加 | 中間グレード |
XD L Package | 478万円 | レザーシート、BOSE未装備 | バランス重視の方に最適 |
XD Exclusive Mode | 521万円 | ナッパレザー、BOSE、ベンチレーション | 上質な仕上げをお求めの方に |
装備差による選択の指針
エントリーグレードのXDとXD S Packageは、CX-80というフラッグシップSUVの本来の魅力を十分に体感していただくには、やや物足りない装備内容となっています。
一方、L Packageは高級感と実用性のバランスが優れており、CX-80の魅力を適切にご体験いただける推奨グレードといえます。さらなる上質さをお求めの場合は、約43万円の価格差でナッパレザーシートとBOSEオーディオが追加されるExclusive Modeも、非常に魅力的な選択肢となります。
CX-80の駆動方式選択(2WD vs 4WD)の判断基準
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- XDディーゼルのみ2WDと4WDが選択可能(価格差約30万円)
- XDハイブリッドとPHEVは4WD専用設定
- 使用環境と走行性能への要求に応じた選択が重要
CX-80の駆動方式選択は、パワートレインによって制約があります。
駆動方式別特徴と選択指針
駆動方式 | 対象パワートレイン | 価格差 | 推奨使用環境 |
---|---|---|---|
2WD(後輪駆動) | XDのみ | ベース価格 | 都市部中心、舗装路メイン |
4WD | 全パワートレイン | +約30万円(XD) | 降雪地域、山間部、アウトドア |
地域・用途別推奨診断
- 都市部平坦地(関東・関西等):2WD推奨 - コストパフォーマンス重視
- 山間部・坂道多い地域:4WD推奨 - 登坂性能と安定性重視
- 降雪地域(東北・北海道等):4WD必須 - 冬季の安全性確保
- アウトドア・レジャー頻繁:4WD推奨 - 未舗装路での走破性
CX-80の燃費性能と維持費の実際のコスト比較

- ディーゼル(XD)が最も燃料効率に優れた選択
- PHEVは電気走行によりさらなるランニングコスト削減が可能
- 年間走行距離により最適なパワートレインが変化
CX-80の維持費は、選択するパワートレインによって特性が異なります。
パワートレイン別の経済性比較
パワートレイン | 燃費性能 | 特徴 | 適用シーン |
---|---|---|---|
XD(ディーゼル) | 15.8km/L | 優れた燃料効率 | 長距離移動が多い方 |
XDハイブリッド | 16.9km/L | さらに向上した効率性 | 環境性能重視 |
PHEV | 11.0km/L+EV | 電気走行で大幅削減 | 短距離中心+環境意識 |
長期保有での経済性について
PHEVは購入時の補助金を考慮すると実質的な導入コストが軽減され、日常の電気走行と合わせて、長期的に非常に魅力的な選択となります。一方、ディーゼルは燃料効率の良さと実用性により、幅広い使用環境で安定したパフォーマンスを発揮します。
CX-80の内装・外装グレード別違いと選択ポイント
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- グレードによりシート素材と内装加飾が大きく異なる
- Premium Sports/Modernは特別な内装カラーで差別化
- 外装ではホイールデザインとフロントグリルに違い
CX-80の内装は、グレードによって質感と雰囲気が大きく変わります。
グレード別内装特徴
グレード系統 | シート素材 | 内装テーマ | 特徴 |
---|---|---|---|
XD/S Package | クロス | ブラック基調 | アクティブな印象、コスト重視 |
L Package | レザー | ブラック+チタン調 | 上品で実用的、バランス型 |
Exclusive Mode | ナッパレザー | ブラック+チタン調 | 高級感重視、ベンチレーション付き |
Premium Sports | ナッパレザー | タン×ブラック | スポーティエレガンス |
Premium Modern | ナッパレザー | ホワイト系 | モダンで洗練された印象 |
外装の差別化ポイント
外装では、エクスクルーシブ系以上でフロントグリルのメッキ加飾が変更され、より高級感のある外観となります。また、19インチホイールはPremium系とExclusive系で異なるデザインが採用されています。
CX-80の購入時注意点とベストバイグレード推奨
- 必ず実車での試乗と駐車場への収納確認が必須
- グレードにより2列目シートタイプが固定される場合あり
- 長期保有を前提とした装備選択が重要
CX-80を購入する際の重要な注意点をまとめました。
購入前チェックリスト
□ 自宅駐車場への収納可能性(全長4,990mm、最小回転半径5.8m)
□ 日常使用する道路での取り回し確認
□ 2列目シートタイプ(6人乗り/7人乗り)の選択確認
□ 年間走行距離に基づくパワートレイン選択
□ 長期保有での満足度を重視した装備選択
用途別推奨グレード
- 実用性と品質のバランス重視:XD L Package 2WD(478万円)
- 上質な仕上げをお求めの方:XD Exclusive Mode 2WD(521万円)
- 環境性能を重視される方:XDハイブリッド L Package 4WD(574万円)
- 最先端技術をご体験されたい方:PHEV L Package 4WD(634万円)※補助金適用
- 最高の質感をお求めの方:PHEV Premium Sports/Modern(712万円)
CX-80のリセールバリューと長期保有価値評価
- マツダブランドとして安定した資産価値を期待
- 人気グレードのL Package以上は将来的な価値保持が期待できる
- PHEVは先進技術による価値変動も視野に入れた選択を
CX-80の長期保有価値を分析すると、以下の要因が重要となります。
資産価値に影響する要因
要因 | 影響度 | 詳細 |
---|---|---|
グレード | 高 | L Package以上の充実グレードが安定 |
パワートレイン | 中 | ディーゼルの実用性が長期で評価される傾向 |
外装色 | 中 | 定番色(白・黒・シルバー)が安定 |
装備充実度 | 中 | 安全装備充実グレードが将来的に有利 |
メンテナンス状況 | 高 | 適切な維持管理が価値保持の鍵 |
将来的な価値保持について
マツダブランドの品質と信頼性により、適切なグレード選択と維持管理を行うことで、長期保有時の満足度と資産価値の両立が期待できます。特に上級グレードは、充実した装備と上質な仕上げにより、時間が経過しても所有する喜びを感じ続けられるでしょう。
CX-80に関するまとめ

マツダCX-80は、高級3列シートSUV市場において独自のポジションを確立している魅力的な車両です。本記事で解説した5つの選択基準を参考に、以下の総合的な判断材料で最適な選択を行ってください。
- 実用性と品質のバランスを重視する方:XD L Package(2WD:478万円、4WD:508万円)が魅力的な選択。レザーシートと充実装備により、CX-80の本質的な魅力を十分にご体感いただけます。
- 満足度と質感を重視される方:XD Exclusive Mode(2WD:521万円、4WD:551万円)がおすすめ。ナッパレザーシートとBOSEオーディオにより、真のプレミアムSUV体験をお楽しみいただけます。
- 環境性能と走行性能の両立をお求めの方:XDハイブリッド L Package(4WD:574万円)で、ディーゼル+モーターの効率的なシステムと4WDの安心感をご体験いただけます。
- 電動化技術と先進性を重視される方:PHEV L Package(4WD:634万円)は補助金適用により実質的な導入コストが軽減され、先進的なドライビング体験も期待できます。
- 最高の質感と先進性をお求めの方:PHEV Premium Sports/Modern(4WD:712万円)で、マツダの技術とデザインの真髄をご体験いただけます。