
3代目となる新型「MAZDA CX-5」が、2026年5月21日に国内販売を開始しました。2代目から数えて約9年ぶりのフルモデルチェンジです。発売後約1か月で累計受注台数が1万台を超えるなど、注目度の高さを示しています。
「新型と旧型では何が変わったのか」「全幅1,860mmに拡大したが、日本の駐車場で問題ないか」「ディーゼルがなくなったのは本当か」「S・G・Lのどのグレードを選ぶべきか」──こうした疑問を持つ方に向けて、2026年6月26日時点のマツダ公式発表に基づき整理します。
本記事では、新型CX-5の価格・グレード・パワートレイン・サイズ・装備を旧型と比較しながら、どちらが向いているかを用途別に解説します。
この記事のポイント
- 新型CX-5は2026年5月21日に国内発売済み(CX-5として約9年ぶりのフルモデルチェンジ)
- 価格は330万円~447万1,500円(消費税込みメーカー希望小売価格)
- 国内仕様は2.5Lガソリン+マイルドハイブリッド「M ハイブリッド」を全車に採用
- 旧型より室内、後席、荷室、デジタル装備を大幅に刷新
- グレードはS、G、Lの3種類(各グレードに2WDと4WD)
- 国内発売時点でディーゼルとストロングハイブリッドの設定はなし
- 新型と旧型のどちらが向いているかを用途別に解説
本記事の情報は2026年6月26日時点のマツダ公式発表に基づいています。価格、装備、納期、在庫状況は変更される場合があるため、購入時は販売店で最新情報をご確認ください。
新型CX-5は2026年5月21日に国内発売




新型MAZDA CX-5(3代目)
写真出典:Mazda Motor Corporation
3代目MAZDA CX-5は、2026年5月21日に国内販売を開始しました。CX-5として約9年ぶりのフルモデルチェンジとなり、ボディサイズ、室内空間、パワートレイン、デジタル装備、安全性能のすべてにわたって刷新されています。
開発コンセプトは「新世代エモーショナル・デイリーコンフォート」、デザインコンセプトは「Wearable Gear」を掲げています。スポーティなスタイルと広い室内空間の両立を目指した設計で、ボンネット先端を高くした厚みのあるフロントデザインや、リアへのMAZDAワードマーク採用など、新世代の意匠を採り入れています。ボディカラーは新色「ネイビーブルーマイカ」を含む全7色を設定しています。
新型CX-5の価格とグレード
新型CX-5の国内仕様は、S・G・Lの3グレード構成で、各グレードに2WDと4WDを設定しています。メーカー希望小売価格(消費税込み)は330万円~447万1,500円です。
Sの特徴と価格
Sは新型CX-5のベースグレードです。17インチアルミホイール、クロスシートを装備しており、価格を抑えつつ新型CX-5の基本性能を得たい方に向いています。2WDが330万円、4WDが353万6,500円で、3グレード中最も購入しやすい価格帯となっています。発売後1か月時点の受注構成比はSが3%でした。
Gの特徴と価格
Gは装備と価格のバランスを重視するグレードです。19インチアルミホイールを装備し、シートは合成皮革とレガーヌを組み合わせた素材を採用しています。一部の上級装備はEX Packageとしてオプション設定されている場合があるため、最新の公式装備表でご確認ください。発売後1か月時点の受注構成比はGが32%でした。
Lの特徴と価格
Lは内装の質感や快適装備を最も重視するグレードです。レザーシートを採用し、上位の快適装備を充実させています。大型のパノラマサンルーフはメーカーオプションで選択できます。スポーツタン内装の人気が高いことが受注データからも確認されており、発売後1か月時点の受注構成比でLは65%を占めています。
新型CX-5のパワートレイン
2.5Lガソリン+M ハイブリッド
国内で発売された新型CX-5は、2.5L直噴ガソリンエンジンにマイルドハイブリッドシステム「M ハイブリッド」を組み合わせた「e-SKYACTIV G 2.5」を全車に搭載しています。トランスミッションは電子制御6速ATで、駆動方式は2WDと4WDから選択できます。
ディーゼルとストロングハイブリッドは設定される?
国内発売時点では、ディーゼルエンジンとストロングハイブリッドの設定はありません。旧型CX-5に設定されていた2.2Lディーゼル(SKYACTIV-D 2.2)は、新型の国内ラインアップには含まれていません。
旧型の2.2Lディーゼルが持つ低回転域の大きなトルクや、長距離走行時の経済性を重視する場合は、旧型の在庫車または中古車が候補になります。ただし、在庫状況や販売可否は販売店ごとに異なります。
新型での今後のパワートレイン追加(ストロングハイブリッドやディーゼル)については、マツダから正式に発表されていないため、現時点では断定できません。
新型CX-5と旧型のサイズ比較
全長・全幅・ホイールベースの違い
後席と荷室はどれだけ広くなった?
ホイールベースが115mm延長されたことにより、後席の膝前空間と頭上空間が拡大し、後席へのアクセス性も改善されています。荷室容量は定員乗車時466Lを確保しており、ゴルフバッグ4個またはスーツケース4個を積載できる設計です。後席使用時でもベビーカーを縦置きできる荷室長を確保しています。また、荷室開口部の地上高を旧型より18mm低くしており、重い荷物の積み下ろしがしやすくなっています。
日本の駐車場で注意すべき点
新型は全幅1,860mmとなり、旧型より15mm広くなりました。数値上の差は小さいものの、全幅1,850mm以下を上限とする一部の機械式駐車場では利用できない可能性があります。なお、旧型も全幅1,845mmあるため、すべての機械式駐車場に対応できるわけではありません。
機械式駐車場の制限は施設ごとに異なり、全幅だけでなく、全長、全高、車両重量、タイヤ外幅などの制限があります。契約前に、利用する駐車場のすべての制限値を確認してください。
新型で進化した内装とデジタル装備
新型CX-5は「MAZDA E/E ARCHITECTURE+」と呼ばれる新電子プラットフォームを採用し、インフォテインメントシステムを全面刷新しています。マツダ車として初めてGoogleを搭載したインフォテインメントシステムを採用し、音声操作とタッチ操作に対応しています。
- グレードにより15.6インチまたは12.9インチのタッチパネル式大型センターディスプレイ
- ハザードやデフロスターなど重要機能には独立した物理ボタンを設定
- 静電式ステアリングスイッチ
- アクティブ・ドライビング・ディスプレイ
- 7色から選べるアンビエントライト(仕様による)
- Lグレードはパノラマサンルーフをメーカーオプションで選択可能
インテリアは水平基調のデザインを採用しています。大型ディスプレイへの移行にあわせて、緊急時や頻繁に使う機能には物理ボタンを残す設計としており、操作性とデジタル化を両立しています。
新型で進化した安全性能
新型CX-5では安全装備も強化されています。装備はグレードやオプションによって異なる場合があるため、詳細は公式の装備表でご確認ください。
- 進化したドライバー・モニタリング
- ドライバー異常時対応システム
- プロアクティブ・ドライビング・アシスト
- 360°ビュー・モニター
- シースルービュー
- マツダ初の3チャンバーエアバッグ
オーナーレビューに見る新型CX-5の実感
新旧の判断材料として、実際のオーナーの評価も見ておきましょう。carview!(カービュー)のCX-5ユーザーレビューは歴代通算で2,000件を超え、総合評価は5点満点中4点台。ディーゼルのトルクと内装の質感が長年の満足点で、新型についても静粛性や乗り心地が良くなったという初期レビューが投稿されています(参考:carview! CX-5 ユーザーレビュー)。
一方で、燃費への期待とのギャップやAピラーの太さによる視界といった指摘は世代を通じて見られます。新型の改善点が自分の使い方に効くかどうか、試乗で確かめるのがおすすめです。
新型CX-5と旧型はどちらを選ぶべき?

写真出典:Mazda Motor Corporation
新型がおすすめの人
- 後席や荷室の広さを重視する
- 大型ディスプレイやGoogle搭載機能を使いたい
- 最新の安全装備を重視する
- 新車を長く所有したい
- ガソリン+マイルドハイブリッドで問題ない
- 予算が330万円以上ある
旧型の在庫車・中古車がおすすめの人
- 2.2Lディーゼルエンジンを選びたい
- 全幅1,845mmの旧型サイズを維持したい
- 購入価格を抑えたい
- タッチパネル中心ではなく、従来型の操作系を好む
- 認定中古車を含めて状態の良い個体を比較したい
新型CX-5は、後席、荷室、デジタル装備、安全性能を重視する人に適しています。一方、ディーゼルの力強い走りや旧型のサイズ感、購入価格の抑制を重視する場合は、旧型の在庫車や中古車にも検討価値があります。単純に新旧の優劣で判断するのではなく、パワートレイン、駐車環境、予算、必要な装備を基準に選ぶことが重要です。
発売後約1か月で受注1万台を突破
マツダは2026年6月23日、新型CX-5の受注状況を発表しました。2026年5月21日の発売から2026年6月21日時点で、累計受注台数が1万台を超えています。月間販売計画2,000台に対して5倍を超える受注となっており、国内での関心の高さを示しています。
受注データによると、グレード別構成比はLが65%、Gが32%、Sが3%となっています。Lグレードではスポーツタン内装が人気を集めています。ボディカラーではロジウムホワイトプレミアムメタリックが25%で最も多く選ばれています。
なお、受注台数は登録・実際の販売台数とは異なります。生産・納車の状況については、各販売店でご確認ください。
まとめ

- 新型CX-5は2026年5月21日に国内発売済み(CX-5として約9年ぶりのフルモデルチェンジ)
- 国内仕様の価格は330万円~447万1,500円(消費税込みメーカー希望小売価格)
- 国内仕様は2.5Lガソリン+マイルドハイブリッド「M ハイブリッド」(e-SKYACTIV G 2.5)を全車に採用
- グレードはS、G、Lの3種類(各グレードに2WDと4WD)
- 旧型より全長115mm・全幅15mm・ホイールベース115mm拡大。後席、荷室、乗降性が向上
- Googleを搭載した大型タッチディスプレイや最新の安全装備を採用
- 国内発売時点でディーゼルとストロングハイブリッドの設定はなし
- 発売後約1か月で累計受注台数が1万台を超えた(月間計画2,000台の5倍超)
- 新型は広さと最新装備を重視する人に、旧型(在庫・中古)はディーゼルや価格を重視する人に向く
- 利用する駐車場のサイズ制限と実際の見積総額を確認したうえで判断することが重要