
「せっかく買うなら、後悔したくない」
新型(40系)アルファードとヴェルファイアの購入を検討する際、誰もが一度はぶつかる壁が「結局、どっちのデザインを選ぶべきか?」という悩みではないでしょうか。
先代までは「顔が違うだけ」と言われることもありましたが、40系では、アルファードとヴェルファイアにそれぞれ異なる商品キャラクターが与えられています。トヨタは、両車共通の開発コンセプトを「快適な移動の幸せ」とした上で、アルファードを王道の高級感、ヴェルファイアを個性と運転する喜びを打ち出したモデルと位置づけています。
価格も上がり、失敗できない買い物だからこそ、カタログスペックだけでは見えない「所有した時の満足感」や「周囲への印象」の違いを知ることが重要です。この記事では、外装・内装のデザイン差を比較し、一台を選ぶ際の参考情報をまとめます。
※40系アルファード/ヴェルファイアには、ガソリン車、ハイブリッド車に加えてPHEVも設定されています。本記事は主に、両車の販売の中心となるアルファードZとヴェルファイアZ Premierのデザインを比較しています。
この記事のポイント
- アルファードは王道の高級感、ヴェルファイアは個性的でアグレッシブな高級感を表現
- ホイールやランプ、加飾にも両車のキャラクターの違いが表れている
- ヴェルファイアには専用内装色「サンセットブラウン」が用意され、グレードによって上質なシート表皮も選べる
- 「王道の高級感や落ち着き」か「個性的なデザインや走行性能」か、後悔しない選び方の基準
デザインキーワード「Forceful×IMPACT LUXURY」に見る違い

トヨタは40系アルファード/ヴェルファイアの開発にあたり、共通のコンセプトを「快適な移動の幸せ」、開発テーマを「性能を世界基準に昇華させる」としています。そのうえで、デザイン面では「Forceful×IMPACT LUXURY」が共通のデザインキーワードとして掲げられており、突進するような力強さと躍動感を表現したとトヨタは説明しています。
40系では、両車とも乗員全員の快適性を高めた「大空間高級サルーン」として開発されています。そのうえで、アルファードは王道の高級感を重視し、ヴェルファイアは専用のサスペンションチューニングやボディ補強、ターボエンジンの設定などによって「運転する喜び」をより強く打ち出しています。トヨタ公式では、アルファードを"王道"、ヴェルファイアを"こだわり"と表現しており、「アルファードは後席専用」「ヴェルファイアは運転専用」という意味ではありません。
40系アルファード/ヴェルファイアの商品キャラクター
- 王道の高級感
- 上質感と落ち着き
- 後席を含む快適性を重視
- 個性的でアグレッシブな高級感
- 専用の走行チューニング
- 運転する喜びをより強調
※両車とも乗員全員の快適性を重視した大空間高級サルーンです。上図は両車のデザインおよび商品キャラクターの傾向を分かりやすく整理したものです。
外装(エクステリア)デザインの主な違い
パッと見の印象だけでなく、並べて比較すると、それぞれの「立ち姿」の違いに気づきます。
フロントフェイスの印象(グリル・ヘッドライト)
最も好みが分かれるのが「顔」です。
アルファード:王道の豪華さと威厳

アルファードのフロントフェイスは、大型グリルとランプ類を一体的に見せる構成により、堂々とした存在感を表現しています。複雑に配置された加飾がフロントフェイス全体に広がり、アルファードらしい王道の高級感を強調しています。
- 印象:エレガント、重厚、王道
- 特徴:グリル全体に配置されたメッキ加飾が、光の当たり方によって宝石のように輝いて見えることがあります。
ヴェルファイア:漆黒のアグレッシブさ

一方、ヴェルファイアは、水平基調のフロントデザインと黒を基調とした金属加飾により、アグレッシブさと上質感を両立しています。上下方向に分かれて見えるランプ構成も、歴代ヴェルファイアを思わせる個性的な表情につながっています。
- 印象:スポーティ、硬派、先進的
- 特徴:水平基調の加飾によって、実際のボディ寸法以上に幅広く低く構えた印象を与えるデザインです。今にも走り出しそうな躍動感があります。
サイド・足回りの違い(ホイール)
横から見た時の印象を左右する要素の一つがホイールです。サイズやデザインには、それぞれの狙いが表れています。
- アルファードZ
- サイズ:18インチ
- デザイン:トリプルスポークの上品なデザインです。一般にタイヤの偏平率やホイール径は乗り心地に影響しますが、実際の乗り味はサスペンション設定やタイヤ銘柄、空気圧、駆動方式などにも左右されます。
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写真出典:トヨタ自動車
- ヴェルファイアZ Premier
- サイズ:19インチ
- デザイン:切削光輝+ブラック塗装のシャープなデザインです。ヴェルファイアの走行性能は、19インチホイールだけでなく、専用サスペンションチューニングやフロントパフォーマンスブレースなど複数の要素によって支えられています。
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写真出典:トヨタ自動車
リヤビューの違い(テールランプ)
後ろ姿の印象を大きく左右するのがテールランプです。
アルファード:優雅な羽根の広がり

写真出典:トヨタ自動車
有機的な「羽根」を広げたような立体的なランプグラフィックが特徴です。横方向への広がりのあるデザインと、赤色を基調としたレンズが、落ち着きのある高級感を演出しています。
ヴェルファイア:ワイドで引き締まった後ろ姿

ヴェルファイアは、横方向のつながりを強く意識させるシャープなリヤコンビネーションランプと、ダーク調の加飾によって、ワイドで引き締まった後ろ姿を演出しています。
内装(インテリア)とカラーの差
室内に入ると、レイアウトこそ共通ですが「色」と「素材」によって印象の異なる空間が広がっています。
専用インテリアカラーと素材感
ヴェルファイアの専用内装色「サンセットブラウン」

写真出典:トヨタ自動車
ヴェルファイアには、アルファードには設定されない内装色「サンセットブラウン」が用意されています。選択できるグレードや仕様は最新の公式カタログで確認が必要です。赤みを含んだブラウン系の色調で、ブラック内装とは異なる華やかさとスポーティな雰囲気を演出します。
ヴェルファイアのZ Premierには「プレミアムナッパ本革」のシートが標準装備されています。しっとりとした肌触りが特徴です。ただし、これはアルファードZとは異なる価格帯・装備構成のグレード同士の比較です。アルファードにもExecutive Loungeなど本革を採用するグレードがあり、シート表皮はグレードや仕様によって異なります(詳しくは比較表下の注記を参照)。
アルファードに設定される内装色「ニュートラルベージュ」

写真出典:トヨタ自動車
アルファードには、ブラックに加えてニュートラルベージュの内装色が設定されています。ただし、選択できる内装色やシート表皮はグレード、パワートレーン、仕様によって異なるため、購入時には最新の公式カタログや販売店で確認が必要です。
※アルファードZグレードの標準シート表皮は合成皮革です。本革シートを求める場合は、上位グレードの設定を確認してください。
【比較表】アルファード vs ヴェルファイア デザイン要素まとめ
| 比較項目 | アルファード (Z) | ヴェルファイア (Z Premier) |
| 共通コンセプト | 快適な移動の幸せ(両車共通) | |
| 共通のデザインキーワード | Forceful×IMPACT LUXURY(両車共通) | |
| 商品キャラクター | 王道の高級感を重視 | 個性と運転する喜びをより強調 |
| フロントグリル | 大型グリルとランプ類を一体的に見せる構成 (王道の輝き) | 水平基調・黒を基調とした金属加飾 (スポーティな迫力) |
| ヘッドランプ | グリル一体型シームレス | 上下に分かれて見えるランプ構成 |
| リヤランプ | 羽根のような有機的デザイン | 横方向のつながりを意識したシャープなデザイン |
| ホイール | アルファードZ:18インチアルミホイール ※仕様・時期により意匠や表面処理を公式カタログで確認 | ヴェルファイアZ Premier:19インチアルミホイール ※パワートレーン等により意匠や表面処理が異なる場合がある |
| 内装シート表皮 | 合成皮革(上位グレードには本革の設定あり) | プレミアムナッパ本革が標準(グレード・仕様により異なる) |
| 専用内装色 | ニュートラルベージュの設定あり ※グレード・仕様により異なる | サンセットブラウンの設定あり ※グレード・仕様により異なる |
※装備内容はグレード、パワートレーン、駆動方式、オプション、改良時期によって異なります。本表は主にアルファードZとヴェルファイアZ Premierのデザイン上の違いを整理したものです。
※本記事では、販売の中心となるアルファードZとヴェルファイアZ Premierを比較しています。両グレードは名称、価格、標準装備が同一ではありません。アルファードとヴェルファイアにはExecutive Loungeも設定されており、シート表皮や内装仕様はグレードによって異なります。
まとめ:デザインから見る「あなたにおすすめなのはどっち?」
ここまでデザインの違いを見てきましたが、最終的な決め手は「何を重視したいか」です。
アルファードがおすすめな人
- 「高級車といえばこれ」という王道が好き:誰が見ても高級車とわかる威厳と認知度は、アルファードの特徴の一つです。
- じっくりと乗り味や状態を確認したい:アルファードは中古車市場でも注目度の高い車種ですが、将来の売却価格はグレード、ボディカラー、走行距離、車両状態、需給、輸出需要、市場環境などによって変動します。リセールだけで車種を決めず、最新の買取相場も確認しましょう。
- 明るく開放的な室内が好み:明るい内装色は室内を開放的に見せやすく、同乗者が落ち着いて過ごせる雰囲気を求める人に向いています。
ヴェルファイアがおすすめな人
- 「人と同じ」はつまらない:アルファードとは異なるフロントフェイスやダーク調の加飾を好み、より個性的な外観を求める人にはヴェルファイアが候補になります。
- 黒基調のスポーティなデザインが好き:漆黒メッキや19インチホイールなど、カスタムしなくても完成されたカッコよさがあります。
- 運転そのものを楽しみたい:専用のサスペンションチューニングやフロントパフォーマンスブレースなど、走りの味を引き出す工夫が採用されています。Z Premierには2.4Lターボガソリン車とハイブリッド車が設定されており、力強い加速を重視する場合は2.4Lターボガソリン車、燃費や滑らかな走行感も重視する場合はハイブリッド車が選択肢になります。
アルファードとヴェルファイアは、基本となる車体や快適性を共有しながら、外観の加飾や内装色、ホイール、走行チューニングによって異なる個性が与えられています。
アルファードは、王道の高級感や落ち着いた存在感を重視する人に向いています。一方のヴェルファイアは、ダーク調の加飾や個性的なデザインに加え、専用のサスペンションチューニングやボディ補強など、運転する楽しさも重視したい人に適しています。
ただし、アルファードが後席専用、ヴェルファイアが運転専用という明確な区分ではありません。どちらも運転席から3列目までの快適性を追求した大空間高級サルーンです。
また、内装色、シート表皮、ホイール、パワートレーンなどはグレードや仕様によって異なります。デザインだけで決めず、実車での見え方、乗り心地、運転感覚、必要な装備を確認したうえで選ぶことが大切です。
※本記事の装備・グレード情報は記事更新時点の日本仕様を基準にしています。車両の仕様、価格、カラー、装備、オプション設定は変更される場合があります。購入時はトヨタ公式サイト、最新カタログ、販売店でご確認ください。
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