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日産新型エルグランド|価格・スペックとアルファード比較

2026年8月4日

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FV_日産エルグランドイラスト

高級ミニバン市場でアルファードの一強状態が続くなか、ついに待望のライバルが本格刷新されました。日産新型エルグランド(E53型)は、約16年ぶりとなる全面刷新を受け、2026年7月に発売されました。第3世代のe-POWERと電動四駆e-4ORCEを全車に搭載し、「静かで力強い高級ミニバン」という新しい価値を打ち出しています。

とはいえ、価格は689万円台からと決して安くはなく、上級グレードは800万円を大きく超えます。「アルファードと比べてどうなのか」「グレードごとに何が違うのか」「本当に買う価値があるのか」——気になる点は多いはずです。先代から一気に近代化したぶん、選び方の基準もこれまでとは変わってきます。

この記事では、日産新型エルグランドの価格・グレード構成・スペックを公式発表にもとづいて整理し、ライバルのアルファードとの違いや、どんな人に向いているのかまでを解説します。購入検討の判断材料として役立てていただければ幸いです。

この記事のポイント

16年ぶり全面刷新|新型エルグランド(E53型)の全体像

新型エルグランドがどれほど大きく変わったのか、まずは全体像を押さえましょう。ポイントは、全車がe-POWERの電動パワートレインになったこと、そして電動四駆e-4ORCEを標準化したことです。純ガソリン車や2WDは設定されず、思い切った電動化に舵を切りました。

日産新型エルグランド(E53型)の外観 プレミアム2トーンのFUJI DAWNと組子モチーフのフロントグリル
写真出典:日産自動車

2026年7月発売と先行受注の反響

  • X・GとAUTECH LINE・VIP・ステップタイプは2026年7月16日発売
  • 専用内外装のAUTECHのみ2026年8月上旬発売
  • 発売前の先行受注は6,000台超と報じられている

先代E52型の登場が2010年ですから、実に約16年ぶりのフルモデルチェンジです。標準車のXとGに加え、AUTECH LINE、VIP、ステップタイプも2026年7月16日に発売されました。専用内外装をまとうAUTECHのみ、同年8月上旬の発売と案内されています。発売前の先行受注は6,000台を超えたと報じられており、長らく大きな刷新のなかったエルグランドへの期待の高さがうかがえます。

全車e-POWER×e-4ORCEという割り切り

  • 発電専用の1.5L直3ターボ(ZR15DDTe型)を搭載
  • 駆動は第3世代e-POWERによる電動走行
  • 四駆e-4ORCEを全車に標準化(2WD・純ガソリンなし)

新型エルグランドは全車がe-POWERです。エンジンは発電に徹し、タイヤを回すのはモーターという仕組みで、電気自動車に近い静かで滑らかな走りが持ち味です。発電用エンジンには1.5L直列3気筒ターボ(ZR15DDTe型)を採用します。さらに前後にモーターを配した電動四駆e-4ORCEを全車標準とし、2WDや純ガソリン車は用意されません。動力の選択肢を絞ることで、高級ミニバンとしての完成度に振り切った構成です。

ボディサイズと7人乗りレイアウト

  • 標準車は全長4,995mm×全幅1,895mm×全高1,970〜1,975mm
  • ホイールベースは3,000mm
  • シートは3列7人乗り(2+2+3)

ボディサイズは標準車で全長4,995mm×全幅1,895mm、ホイールベースは3,000mmです。全高は1,975mmですが、プロパイロット2.0を装着した車両では1,970mmとなり、仕様によって1,970〜1,975mmの幅があります。全幅1,895mmは日本の道路事情では堂々としたワイドボディで、機械式駐車場では車幅やサイズ制限を事前に確認しておきたいところです。シートは2列目に独立キャプテンシートを備える3列7人乗りで、後席の快適性を重視したレイアウトになっています。なお、専用エアロをまとうAUTECHは全長5,045mm×全幅1,910mm、AUTECH LINEは全長5,020mmと、標準車よりひと回り大きくなります。

価格とグレード構成|X・G・AUTECH・VIPの違い

新型エルグランドの価格は689万円台から870万円弱までと幅があります。標準グレードのXとGを軸に、専用内外装のAUTECH LINEとAUTECH、乗降補助のロングステップを備えるステップタイプ(ライフケアビークル)、最上級のVIPが用意されます。まずは主なグレードと価格を一覧で確認しましょう。

日産新型エルグランド 最上級グレードVIPの外観 ミッドナイトブラックのフロント3/4アングル
最上級グレード「VIP」。写真出典:日産自動車

標準グレード「X」「G」の価格

  • 「X e-4ORCE」が689万7,000円
  • 上級の「G e-4ORCE」が757万9,000円
  • いずれもe-POWER×e-4ORCEを標準装備

標準グレードは、エントリーの「X e-4ORCE」が689万7,000円、上級の「G e-4ORCE」が757万9,000円です。両グレードとも電動パワートレインと四駆を標準装備しているため、価格差は主に快適装備や内装の質感の違いに表れます。まずはこのXとGが、多くの検討者にとっての中心的な選択肢になるでしょう。

上級「AUTECH」「VIP」の位置づけ

  • 専用内外装のAUTECH LINEは717万9,700円から
  • 最上級の「VIP」は869万8,800円
  • アルファードの上級グレードに真っ向勝負

標準グレードの上には、専用の内外装で個性を高めたAUTECH系と、最上級のVIPが控えます。AUTECH系は、Xベースの「AUTECH LINE」(717万9,700円)とGベースの「AUTECH LINE G-spec」(778万4,700円)、さらに上位のフラッグシップ「AUTECH」(824万7,800円から)で構成されます。VIPは869万8,800円で、豪華装備によってアルファードの上級グレードに正面から挑む位置づけです。主なグレードと価格は次の通りで、選ぶグレードによって価格帯が大きく変わる点を押さえておきましょう。

グレード価格(税込)特徴発売時期
X e-4ORCE689万7,000円標準・エントリー2026年7月16日
ステップタイプ714万6,700円〜乗降補助のロングステップ装着2026年7月16日
AUTECH LINE717万9,700円専用内外装(Xベース)2026年7月16日
G e-4ORCE757万9,000円標準・上級2026年7月16日
AUTECH LINE G-spec778万4,700円専用内外装(Gベース)2026年7月16日
AUTECH824万7,800円〜専用エアロのフラッグシップ2026年8月上旬
VIP869万8,800円最上級2026年7月16日
全車がe-POWER×e-4ORCEの電動4WD。価格・グレードは日産および日産モータースポーツ&カスタマイズの公式発表にもとづく

用途から考えるグレードの選び方

  • 価格を抑えつつ電動の走りを味わうならX
  • 快適装備と質感を重視するならG
  • 個性や最上級の内装を求めるならAUTECH/VIP

グレード選びは予算と装備のバランスで考えると分かりやすくなります。パワートレインの基本構成は全車共通なので、コストを抑えたいならXでも満足度は高いはずです。快適装備や内装の上質さを求めるならG、さらに専用デザインや最上級のもてなしを望むならAUTECHやVIPが候補です。上級グレードは総額が1,000万円級に達する見積もりも報じられているため、装備の必要性を見極めて選びましょう。

走行性能・燃費とアルファード比較|買う価値があるのは誰か

価格に見合う中身なのかを、走りと燃費、そしてライバルのアルファードとの比較から確認します。動力を電動に振り切った新型エルグランドならではの強みと、選ぶうえでの注意点を整理します。

日産新型エルグランド AUTECHの走行シーン 専用ドットパターングリルとフロントプロテクター
走行シーンは「AUTECH」。写真出典:日産自動車

第3世代e-POWERと燃費の実力

  • 標準車X・GのWLTCモード燃費は16.8km/L
  • 燃料タンクは67Lを採用
  • 先代の3.5L V6車から燃費が大幅に改善

第3世代e-POWERにより、標準車のXとGはWLTCモード燃費16.8km/Lを達成しています。大柄なミニバンとしては優秀な数値で、先代E52型の3.5L V6車と比べると燃費は大きく改善しました。67Lの燃料タンクと合わせれば、給油の頻度を抑えて長距離を移動しやすくなります。燃費値はグレードや装着タイヤによって異なる場合があり、実燃費も乗り方や路面状況で変わるため、あくまで比較の目安として捉えてください。

e-4ORCEがもたらす走りの質

  • 前後モーターで駆動を緻密に制御する電動四駆
  • 雪道や雨天など悪路での安心感に寄与
  • 加減速時の姿勢を安定させ同乗者にやさしい

e-4ORCEは前後のモーターを緻密に制御する電動四駆システムです。滑りやすい路面での安定した発進や、コーナリング時の落ち着いた挙動に効果を発揮します。加減速時の車体の揺れを抑える制御も備わり、同乗者が感じる不快な揺れを軽減してくれます。家族や大切な人を乗せる高級ミニバンとして、走りの質にこだわった点は評価できるポイントです。

ライバル・アルファードとの違い

  • 全長は同等、全幅はエルグランドがやや広い
  • エルグランドは全車電動四駆で割り切り
  • アルファードはPHEV・HV・ガソリンで駆動方式の組み合わせも幅広い

最大のライバルはトヨタ・アルファードです。ボディサイズは全長がどちらも4,995mmで同じ、全幅はアルファード(40系)の1,850mmに対しエルグランドが1,895mmとやや広くなっています。動力面では、エルグランドが全車e-POWER×e-4ORCEに絞っているのに対し、アルファードはプラグインハイブリッド(PHEV)、ハイブリッド、ガソリンの3種類を用意します。駆動方式はパワートレインごとに決まっており、PHEVはE-Four、ハイブリッドは2WD/E-Four、ガソリンは2WD/4WDという設定です。エルグランドよりもパワートレインと駆動方式の組み合わせが幅広い点がアルファードの特徴といえます。e-POWERならではのモーター駆動フィールと全車e-4ORCEという構成を重視するならエルグランド、パワートレインや駆動方式の選択肢の広さを重視するならアルファード、という棲み分けになります。主な比較は次の通りです。

項目新型エルグランド(E53)アルファード(40系)
全長4,995mm4,995mm
全幅1,895mm1,850mm
全高1,970〜1,975mm1,935〜1,945mm
パワートレインe-POWER(全車)PHEV/HV/ガソリン
駆動電動4WD(全車)PHEV:E-Four
HV:2WD/E-Four
ガソリン:2WD/4WD

エルグランドは標準車の数値で、全高はプロパイロット2.0装着車が1,970mm。アルファードの全高はパワートレインとタイヤサイズにより1,935〜1,945mm(トヨタ公式主要諸元表)。

まとめ|新型エルグランドは「電動に振り切った高級ミニバン」

  • 約16年ぶりの全面刷新で、全車e-POWER×e-4ORCEの電動ミニバンに
  • 価格は689万7,000円〜869万8,800円、まずは標準のX・Gが選択の中心
  • モーター駆動の走りと電動四駆を重視するなら有力候補。最新の価格・装備は公式サイトでご確認ください

新型エルグランドは、動力を電動に振り切ることで高級ミニバンとしての完成度を高めた一台です。全車がe-POWERとe-4ORCEを備え、モーター駆動ならではの滑らかで安定した走りが持ち味です。パワートレインと駆動方式の選択肢の広さではアルファードに分がありますが、電動化された走りの質を求めるなら、エルグランドは十分に検討に値する存在です。グレードは予算と装備のバランスで、まずは標準のXとGから絞り込んでいくとよいでしょう。

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